こんにちは ツナカン です。
公認心理師として
不登校のお子さんや
子育てに悩む親御さん
学校の先生方の応援をしています。
お子さんが学校に行けなくなった時
親御さんは
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どうしたらいいの!?
そんな風に苦しみます。
また,お子さんの方も学校に行けないことの後ろめたさを感じ
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親に迷惑をかけている
そんな風に苦しんでいることが多いのです。
親御さんは
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何で学校に行けないの!?
そんな風に考えることは良くあることですし
自然なことです。
今回は,そんな親御さんに
子どもが不登校になってしまったらどうすればいいか
について私なりの考えをお示しします。
結論から言うと
発想を広げる
です。
本文ではこれを深掘りして解説していきます。
この記事はこんな方にオススメです
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子どもが不登校になってしまった!
どうしたらいい?
これを読んでいただければ
お子さんが不登校になったとき
対応の選択肢が増えます。
子どもが不登校になってしまったらどうしたらいいのか
お子さんが不登校になってしまったとして
どのくらいで立て直せるのかは人それぞれです
不登校になる理由も
置かれている状況も
それぞれにちがうからです。
お子さんが不登校になってしまったときに
- 不登校をどうとらえるか
- 具体的にどうするか
の2つを考える必要があります。
これを参考にしていただければ
無用な衝突や傷つきを減らし
立て直しのスピードも速まる可能性が出てきます。
不登校をどうとらえるか
お子さんの不登校を
どうとらえるか
は,どう対応するかと同じくらい大切です。
相談にいらっしゃる保護者の方の中には
不登校に対する考え方を変える・変わったことで
むしろ,お子さんの成長を感じる方もいます。
例えばこんな風に考えてみるのはどうでしょう?
- 学校はプラットフォーム
- 学校に行ってないからこそできることがある
- 子どもの不登校に関する不安をただ感じてみよう
ほとんどの親,それから子どもが
当たり前のように学校に行っているのは
行きたいから行っているわけではない
ではなぜ行くのでしょうか?
子どもからそんな質問をされたときに
子どもが納得できる答えを出せる親はどれほどいるのでしょうか。
結局のところ
みんなが行っているから
につきるのではないでしょうか。
理由などなくても行き
人に会い,色々な経験をする
それによって成長する
そういう仕組み・プラットフォームが学校なのです。
お子さんが納得するかどうかと
学校に行けるかどうかは
関係がないと思います。
プラットフォームとは
- スマホやiPhoneOS
- パソコンであればWindows
です。
もはやそれがなければ動かないように思われますが
マニアックな人はオリジナルでシステムを作ることさえあります。
つまり便利だけど
それがなければならない
とユーザーの心を縛るものでもあるのです。
これが不登校の子,保護者を苦しめるのです。
私が勤務する適応指導教室では
不登校のお子さんに手厚い対応をしています。
- 学習は個別もしくは小規模で職員が複数
- ZOOMを使った授業も自治体で初めて実施
- カウンセラーによる定期的な面接
- 自分で生活リズムを組み立てる
これらはほんの一部ですが
不登校でなかったらされないような対応です。
せっかく不登校になったのだから,その機会を活かそう
そんな話を子どもたちにもしています。
言いかえるなら
自分のプラットフォームを作る,自分マニアになる
といったところです。
また,親の側にも焦りは当然あると思います。
解決のタイミングや方法が
子どもの気持ちに沿えているのか
それを見極めるためにも
「子どもが不登校である」という不安を何もせず観察する
そんな気持ちのあり方が必要になるのです。
具体的にどうするか
お子さんが不登校になったら具体的にどうするかは以下の通りです。
- 外部に相談する
- 子どもの状態をよく観察する
- 生活リズムの作り方を相談する
- 日中過ごす場所を探す
- 情報を探す
先に述べたとおり
時々,お子さんが不登校であることを隠してしまう親御さんがいます。
相談が遅れることでできたはずの支援が届かなくなることがあります。
ですから,相談は積極的に行って下さい。
また子どもに直接何かを言う前によく観察して下さい。
- 会話ができる状態なのか
- ネット・ゲームなどに打ち込んでいないか
- 普段とちがう言動・行動などのサインはどんなものか
など
近くにいると,つい解決を急いでしまい
お子さんのタイミングを図らずに働きかけてこじれてしまうことがあるのです。
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~したら?
~した方が良いんじゃない?
きっと~だから・・・なんだ
などという口調も子どもにとっては押しつけです。
お子さんが良いと思うことを伝えるのではなく
「無理にとは言わないけど
もし~したいのであれば・・・するなんてどうだろう?」
と,親はあくまでも提案し,一緒に考えるスタンスが必要です。
特に,学校に行かない間の過ごし方は,
なし崩しではなく子どもの気持ちを踏まえつつ
現実に即して一緒に考えておきたいことです。
を具体的に考えて欲しいのです。
とは言え,両親が共働きだったりすれば
お子さんの居場所の心配もあります。
そんな時は適応指導教室やフリースクールなどがあります。
そこに行けば生活や学習の支援を受けることができます。
そして,情報を得て下さい。
漠然と心配していてもお子さんへの不安は大きくなるばかりです。
学校・関係機関に相談したり
このサイトのようにネットでも情報を得ることができます。
【不登校支援】学校に行こうとすると体調が悪くなる時の対処方
ネット・ゲーム依存になってしまったお子さんに,して欲しいこと,してほしくないこと
【不登校支援】「行きたいけど行けない」不登校回復への7段階
まとめ
お子さんが不登校になったら
親御さんは
- 学校はプラットフォーム
- 学校に行ってないからこそできることがある
- 子どもの不登校に関する不安をただ感じてみよう
と受け止めて
- 外部に相談する
- 子どもの状態をよく観察する
- 生活リズムの作り方を相談する
- 日中過ごす場所を探す
- 情報を探す
こんな風にしてみて下さい。
学校に行っていたらやらなかったことかもしれませんが
子どもと一緒に
自分自身の生活を一から一緒に考え
生活を一緒に作る
それこそが
学校に行っていたら広がらなかった発想
だと思います。
ご意見やご質問はここからどうぞ。
お返事には時間がかかる場合がありますが,遠慮なくどうぞ。
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