【フリースクール・適応指導教室だけじゃない】不登校の子の居場所

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは心理師として

 

不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生

 

の応援をしています。

 

子どもが不登校になったとき

 

親が困ることのうちの一つは

 

子どもの居場所 でしょう。

 

 

学校にいけないのはしかたないとしても

家に一日、一人でおいておくのは心配!

 

 

不登校の子の親ごさんは

 

しばしばそんな風に話されます。

 

そんなときに頼りになるのは

 

適応指導教室 や フリースクール

 

なのですが、不幸なことに

 

 

近くに適応指導教室やフリースクールがない

 

とか

 

 

適応指導教室やフリースクールに行かせてみたけど

 

うちの子どもに合わなかった。

 

 

ということもあります。

 

そんなとき注目されているのが

 

放課後等デイサービス(以下、放デイ)の日中一時支援

 

です。

 

今回は

 

放課後等デイサービスの日中一時支援

 

について解説していきます。

 

 

 

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【フリースクール・適応指導教室だけじゃない】不登校の子の居場所

 

放課後等デイサービスの日中一時支援

 

とは

 

障害のある子を、放デイで日中あずかって

 

保護者の息ぬきを支援したり

 

日中の活動を支援したりします。

活動はかなり自由なようで

 

勉強を教えてくれたり

 

子どもの遊びを見守ってくれたり

 

してくれています。

 

 

 

だれが対象になるのか

 

放デイの日中一時支援をうけられるのは

 

発達障害をはじめとする各種の障害をもつお子さんです。

 

ですので

 

知的な遅れがあったり

 

先天的な障害をもつお子さんが

 

利用することができます。

 

 

不登校の子が日中一時支援をうける方法

 

放デイの日中一時支援をうけられるのは

 

主に発達のかたよりや、発達の遅れがあるお子さんです。

 

日中一時支援をうけるための3ステップは以下の通りです。

 

  • 市に相談する
  • 相談支援事業所で契約する
  • 放課後等デイサービスで契約する

 

それぞれについて説明していきます。

 

 

 

市に相談する

市の子ども関連の課に相談に行きます。

 

そこで

  • サービス相談と面談
  • 医者の意見書(もしくは障害者手帳など)の提出
  • 計画相談員を立てる

をしてもらいます。

 

なお、医師の意見書は診断書ではありません。

 

小児科などで医師と相談し

 

方デイの日中一時支援の必要性がある子かどうか

 

医師の判断をあおぎます。

 

ですから必ずしも発達障害の診断をもらう必要はありません。

 

市に相談するのと同じくらいのタイミングで

 

医師に相談する必要があります。

 

段取りについては市の担当課から

 

説明してもらうこともできるでしょうから

 

おススメの医師についても聞いてみると良いでしょう。

 

計画相談員については次に説明します。

 

 

 

相談支援事業所で契約する

相談支援事業所で契約するために

 

  • アセスメント
  • 計画書の作成

 

をしてもらいます。

 

 

 

①アセスメント

 

生まれたときから、現在までのお子さんの生い立ちについて

 

相談支援専門員に報告します。

 

そうした情報をききながら

 

相談支援専門員がお子さんについて分析します。

 

 

②計画書の作成

 

相談支援専門員との相談のあと

 

お子さんに良いと思われる応援のための

 

計画書を作ってくれます。

1週間から10日くらいで完成し

 

市の担当課に提出してくれます。
(もしかすると作ってもらったものを親が届けることもあるかも)

 

次に、市からご自宅、もしくは相談支援事業所に

 

計画書がおりかえされて、正式に計画ができあがります。

 

なお、計画書は有効期限が1年間ですので

 

1年ごとに更新しなければいけません。

 

 

 

放課後等デイサービスと契約

 

つづいて、放デイと契約をします。

すでに目ぼしいデイサービスが見つかっているなら

 

相談支援事業所に伝えておくのも良いでしょう。

 

親が送迎しなければならない

 

適応指導教室やフリースクールとちがって

 

多くの放デイでは

 

送迎サービスもありますので

 

非常にたよりになります。

 

 

 

放課後等デイサービスの日中一時支援の料金

放デイ日中一時支援の料金はなんと

 

 

4600円で、月に最大23日まで通えます。
※食事やおやつ代などは別にかかります。

 

 

しかも、年齢も小児から大人まで

 

長期間にわたって使い続けることもできます。

 

ただし

 

世帯年収が800万円を超すと37,200円

 

と、一気に値段がはねあがります。

 

そのため世帯年収があがった家庭では

 

契約をやめてしまうところもあるそうです。

 

 

 

放課後等デイサービスに不登校の子を通わせるメリット・デメリット

こんなにサービスの良い

 

放課後等デイサービスの日中あずかりですが

 

もちろんメリット・デメリットがあります。

 

メリット

メリットは以下の通りです。

 

  • 障害のある子へのノウハウがある
  • 安価でさまざまなサービスがついてくる
  • 長く使える

ここまで書いてきたように

 

障害のある人のためのサービスであり

 

値段も安いうえに、送迎などのサービスがうけられます。

 

また年齢についてもかなり広い年齢までカバーしているので

 

ずっと使い続けることができる

 

つまり、居場所を失うリスクがないのは安心につながるでしょう。

 

 

 

 

デメリット

一方、デメリットは以下の通りです。

 

  • 教育機関とのつながりがうすい
  • メリハリがなくなる
  • お金がかかる

教育機関とのつながりがうすいのは

 

福祉と教育のカベのせいです。

 

放課後等デイサービスが学校と連携して

 

細やかに登校支援をすることは多くはないでしょう。

 

また、ずっと居られる場があるということは

 

終わりがないということ。

 

 

終わりがあると思うから

 

 

しかたない、がんばってみるか…

 

と、不登校とむきあうきっかけが生まれます。

 

こうしたモチベーションにつながりにくいのがデメリットです。

また適応指導教室は

 

住んでいる地域であれば無料で通わせることができます。

 

しかし放課後等デイサービスでは

 

多くはないとはいえ、お金がかかります。

 

 

 

まとめ

 

今回は、不登校の子のもう一つの居場所として

 

有力な候補である

 

放課後デイサービスの日中一時支援

 

について解説しました。

 

民間で運営しているだけに

 

さまざまな企業努力がされていて

 

適応指導教室にはないような工夫もあります。

 

発達に偏りや遅れがあるお子さんにかぎられますが

 

昼間の居場所として有力な選択肢でしょう。

 

適応指導教室もうかうかしていると

 

必要性がうすれてしまうかも…。

 

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