HSPのワナに落ちる人と落ちない人がしていること3つ

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは心理師として

 

不登校の子

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生の応援をしています。

 

近ごろ、不登校や登校しぶりについて

 

 

うちの子はHSCだから学校が辛いんです

 

 

わたしはHSPだから子どももHSCなんです。だから…

 

さらにカウンセラーでさえ

 

 

お子さんにはHSPの傾向がありますね。

 

などと言うシマツ…

 

どちらもHSPという概念の使い方をまちがえています。

 

つまり科学的ではない上に

 

より不登校の解決をむずかしくしているのです。

 

その理由については

 

こちらの記事にゆずります

 

このように、科学的ではないHSPの使い方をしてしまう背景には

 

“生きにくさ“の問題があり、それをなんとかしたいがための

 

一つの方法として選んだのではないでしょうか。

 

お子さんも不登校で辛い思いをしているし

 

それをうまく解決できない親ごさんも

 

生きにくさを感じていて

 

その答えとしてHSPに頼ったのではないでしょうか。

 

 

科学的じゃないとしたら、どうだと言うんですか!?

 

きっと、正解であるかのように思っていたものに

 

ケチをつけられたと感じて、こんな風に思う人もいるでしょう。

 

だから、今回の記事では

 

HSPのワナに落ちる人、おちない人の特徴

 

をあげて

 

不登校の解決のための思考法をお伝えします。

 

この記事をよんでもらうことで

 

“生きにくさ“ の中にあっても

 

より現実的な解決策をとれる

 

鑑識眼(かんしきがん)をやしなうことができるようになるでしょう。

 

 

 

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HSPのワナに落ちる人と落ちない人がしていること3つ

ちまたで広まってしまった科学的でないHSP…

 

こうした考え方にすがりつくことで

 

現実的な解決からとおざけないように

 

この記事を書いています。

 

では、どんな人がこの科学的でないHSPに

 

つかまりやすいのでしょうか。

 

それはこんな人です。

 

  • 考えすぎる
  • 強い生きにくさを感じている
  • HSPで稼いでいる

 

もっと細かくいうと

 

  • 行動するよりも考えてしまう
  • 言葉にならない生きにくさを感じている
  • 自分は特別だとか、人とはちがうと思っている(思いたい)
  • 悩みが重すぎる
  • 支援者にめぐまれていない
  • 解決を急ぎすぎている
  • ステレオタイプ
  • “HSPカウンセラー“&”HSPを治療する”医者など

 

おそらくほとんどの人が

 

 

たしかにいくつか当てはまっている…

 

だなんて、すぐさま認めるのはむずかしいと思います。

 

そもそも『いくつか当てはまっている』という

 

考え方そのものがHSPにはまりこむ原因になっています。

 

ですから、認定するようなものではなく

 

気をつけたいポイントだと思って読んでみて下さい。

 

HSPにはまり込みやすい人の傾向3つ

 

 

 

以下にHSPにはまり込みやすい人の傾向を

 

三つご紹介します。

 

 

 

考えすぎる

 

いわゆる あたまでっかち で

 

行動するよりも考える時間の方が多いと

 

自分になんらかの枠をつけて

 

それをもとに行動する傾向が強くなります。

そんな人は

 

行動するよりも考えこんでしまったり

 

それによってさらに悩みが増して

 

抱えきれないほどの重さになります。

 

そして、その重さを軽くしようとしたり

 

悩むことから逃げることが増えます。

そんなときの対処法がステレオタイプ

 

つまり、紋切り型に考えることです。

 

「~だから…なんだ」

 

といった具合です。

 

すると、さも原因がわかったような感じがします。

 

しかし、そこから具体策が出てくることはありません。

 

だから、さらに悩みは大きくなっていくのです。

 

 

 

強い生きにくさを感じている

 

生物は生き抜くためにネガティブなところに

 

目を向けやすいようにできています。

 

つまり生きにくさを感じやすいようにできているのです。

 

もっと言うなら

 

生きにくさは生理現象

 

なのです。

そんなときに

 

「なんで自分はいつもこうなんだろう…」

 

こんな思考につかまると

 

言葉にならない生きにくさが生まれます。

 

一例として「なんでいつも自分は…」という言葉を分解してみると

 

  • なんで
  • いつも
  • 自分は

 

こんな構成です。

 

人生はそもそも不安定なもので

 

科学的に解明できていないことはたくさんあります。

 

まして、人生について「なんで」といっても

 

本当の原因を見つけることはむずかしいものです。

 

また、自分が思っているほど「いつも」起きていなかったりします。

 

ためしに、本当にいつもなのかカウントしてみると良いでしょう。

 

おそらくは「いつも」ではなく、”ある程度“であることがわかるでしょう。

 

もちろん例外はありますが、「自分は」と思うようなことは

 

たいてい、他の人にも起きています。

 

だからこそ

 

 

わたしはHSPなんです!

 

という人がたくさんいるわけです。

 

だから特別でもなければ、他の人と大差はありません。

 

多くの人はそれぞれに重い悩みを抱えています。

 

 

 

HSPで稼いでいる

 

別の記事でも書きましたが

 

HSPブームに乗って

 

新しい資格を作ったり

 

そもそも治療の対象ではない人に

 

治療という名目をたてて

 

収入を得ている人たちが生まれました。

 

HSPビジネス です。

あたりまえですが、こうした人たちは

 

HSPにこだわらざるをえないでしょう。

 

相談する側の立場になってみれば

 

“生きにくさ“という

 

人がもともともっている生理現象を

 

早くなんとかしようとして

 

まちがえた判断をさせかねない風潮なのです。

 

「HSPでお金が回っている」

 

そんな風にちょっと、はなれたところから

 

HSPを見てみると、ちがう見方ができるでしょう。

 

 

 

HSPのワナにおちない人がしている3つのこと

これだけHSPが流行っていても

 

このワナにおちずに

 

現実と向き合っている人たちもいます。

 

それはこんな人たちです。

 

  • 自分だけの価値観をもって行動している
  • その時々の瞬間を味わっている
  • 自分自身を客観的に観ている

 

これらを一言でまとめると

 

心の柔軟性を持っている人

 

と言えます。

 

 

 

 

自分だけの価値観をもって行動している

自分だけの価値をもっていると

 

自分がなにをすれば幸せになれるのかわかります。

 

本当は持っているというよりも

 

“自覚している“に近いのです。

 

というのも、だれにでも

 

やってるとなんだか楽しい

 

と思えるようなものがあるからです。

 

そういうものに、その人だけの価値が眠っているのです。

 

 

たとえば、ワンピースのルフィだって

 

海賊王に生まれつきなろうと思っていたわけではなく

 

いろいろなきっかけがあったから目ざすことになったわけです。

また、冒険そのものを楽しんでいます。

 

みんなに

 

「ムリだ」「やめておけ」

 

と言われても、かたくなに海賊王をめざすのは

 

自分だけの価値があるからです。

 

 

あれはマンガでしょう?

 

というのが大人の発想かもしれませんね。

 

たしかにリアルな世界では

 

一つの目標を達成するまでガンコになることはむずかしいし

 

幸せになろうとガンコになることで

 

かえって不幸になってしまうことだってあります。

 

だから、その人だけの価値とは

 

自分の行く先に迷ったときにとりだす

 

ログポーズのようなものなのです。

あなたが

 

他人にわかってもらえなくても自分には楽しいと思えるもの

 

なにかありますか?

 

 

 

 

その時々の瞬間を味わっている

「わたしはHSPだから…」というのは

 

頭の中にある思考にすぎません。

 

事実ではありません。

 

事実は、今この瞬間に

 

あなたが味わっていることだけです。

 

匂い

 

 

体の感覚

 

目に入ってくる文字

 

これらが事実です。

でも頭の中をかけめぐる思考は

 

さも本当であるかのように思わせます。

 

レモンを思い浮かべるだけでも

 

口の中にはだ液があふれてきませんか?

 

それと同じように

 

「わたしはHSPだ」

 

と思うだけで、あなたの頭や体は

 

HSPというイメージにとらわれるのです。

ですから心が柔軟な人は自分を自由にするために

 

“今この瞬間”に自分から意識をむけることを

 

大切にしているのです。

 

 

 

 

自分自身を客観的に観ている

 

自分のことを、少しはなれたところから見ると

 

自分が思っていた以上にできることや

 

考えていた自分とはちがう部分があることに気づけます。

人はふとすると、ついつい自分のことに夢中になってしまうもので

 

結局は自分のことが好きなのです。

 

それは自分のなかからわいてくる考えや、感情、記憶

 

についても同じです。

 

たとえば、だれかが興味がない話をしているときに

 

別のことを考えてしまっていることはありませんか?

 

もしかしたら、この文章を読んでいる間にも

 

他のことに気をとられていませんか?

すると、心の盲点ができます。

 

「自分はHSPだ」と思いこんだ瞬間に

 

そうではない自分に気づくチャンスを失うのです。

 

自分のことを、事実にもとづいて

 

客観的に観ることができれば

 

いろいろな自分の可能性にひらかれることができるのです。

 

そのためには

 

“自分は今、何をしているのか”

 

をことあるごとに意識すると良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今回はHSPにとらわれてしまう人と

 

とらわれないでいられる人の特徴について

 

ご紹介しました。

 

ラベルがつくことで楽になることはたしかにあります。

 

しかし、ラベルをはることによって

 

害になることもあります。

 

ラベルはしょせんラベルですから

 

必要に応じてはがせることができれば

 

もっと自由な生き方を選ぶこともできるでしょう。

 

「不登校=HSP」そんなラベルを貼るより

 

現実的になにができるのか

 

もう一度立ち返ってみてはいかがでしょうか。

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