【のんびりしてます】適応指導教室の日常

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは教育支援センター(適応指導教室)で

 

カウンセラーをしています。

 

 

 

学校にいけなくなっても

 

自分の居場所をつくりたい

 

そう思ったときに役に立つのが

 

適応指導教室

 

です。

 

すると、こんな疑問がでてくるのではないでしょうか。

 

 

適応指導教室では毎日、なにして過ごしてるんですか?

 

こんなギモンにこたえるため

 

今回は

 

適応指導教室の生活

 

についてご紹介します。

 

  • 適応指導教室について知りたいお子さん
  • 適応指導教室に通わせようか考えている親ごさん

 

に読んでもらえれば

 

適応指導教室についてよりイメージ

 

しやすくなるはずです。

 

  • 生活はゆっくり始まり早く終わる
  • 行事がある(有料のことも)
  • 勉強も行事もむりやりやらされない
  • 友だちはできる

 

 

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【のんびりしてます】適応指導教室の日常

適応指導教室の日常は

 

一言でいうと

 

“のんびり”

 

です。

 

こんなにのんびりしてていいの!?

 

というくらい、のんびりしています。

 

そういう環境ですから

 

メリットとデメリットがあります。

 

メリットとデメリットについては

 

こちらの記事でくわしく解説しています。

 

 

この記事では

 

適応指導教室の日常

 

についてとりあげていきます。

 

 

 

 

適応指導教室のスケジュール

適応指導教室は,学校よりもゆっくり始まり早く終わります。

 

また,それぞれの適応指導教室によって差がありますが

 

勉強する時間をもうけているところもあれば

 

あえてもうけずに

 

子どもが自由に決めていいよ

 

ところもあります。

 

ちなみに,わたしが勤めている適応指導教室では

  • 9:30~12:00  学習時間
  • 12:00~13:00 お昼
  • 13:00~14:30 活動時間(なにをしてもよい)
  • 14:30~15:00 掃除・ふりかえり

 

ということにしています。

 

 

 

午後は何をしてるの?

 

午後のすごし方はそれぞれです。

 

みんなでゲームをしたり,運動をしたりしています。

 

 

午前中の勉強がイヤなら午後から来てもらうこともできるし

 

午後、みんなとすごすのがイヤなら

 

午前中だけきてもらうこともできるようになっています。

 

一日のスケジュールについては

 

適応指導教室ごとにちがっていて

 

とくになにも決めていないところもあります。

 

 

ゆっくりきたり,はやめに帰ったり,なん日かに一回来たりと

 

自分のペースでかよえます。

 

ほかの適応指導教室でもだいたい同じように

 

自分のペースを大切にしているようです。

 

ちなみに,わたしが勤めているところでは

 

受験生は午後も勉強をしていることが多いです。

スタッフから午後も勉強することを提案されて

 

それを受け入れた子は勉強しています。

 

提案されても「やりたくない」という子に

 

むりやり勉強をさせたりすることはありません。

 

その子の希望する進路にそって

 

勉強の時間も変えています。

 

でも,最後の1年間でしっかり勉強をすることで

 

成績が上がる子も少なくありません。

(もちろん、早めに勉強をするにこしたことはありません)

 

 

すると,はじめはつらかった午後の勉強も

 

だんだんやる気が出てくるようになります。

 

そんな子を何人も見てきました。

 

 

 

 

月曜日は休みになっているところも少なくない

 

月曜日はあいていないところもまだまだ多くあります。

 

教育支援センター自体はやっていますが

 

適応指導教室はお休みです。

 

ちなみに、適応指導教室は教育支援センターの中の一つの部署です。

 

 

なんで月曜日はあけてないんですか?

 

そうきかれることが多いのですが

 

そのワケは

 

  • 学校に行く機会にしてもらうため
  • 適応指導教室ではない相談をうけつけるため

 

だとされています。

 

もちろん,毎日あけている適応指導教室もありますが

 

空いていればそれだけ適応指導教室をたよる気もちも大きくなります。

 

開いている期間・時間はスタッフは外に出ることはできません。

 

月曜日がお休みになっていることで

 

学校に行こうと思っている子に

 

スタッフがつきそうこともできるのです。

 

 

 

行事

 

それぞれによりますが

 

だいたい月に1~2回くらいの行事があります。

学校の

  • 修学旅行
  • 宿泊学習
  • 遠足

 

などのように,時期にあわせて決まった

 

内容があるわけではありません。

 

 

行事にはお金がかかるの?

 

 

 

内容によってかかることがあります。

泊りがけとか,遠くへ行くということは

 

ほとんどありません。

 

 

適応指導教室をつかうのはタダなんじゃなかった!?

 

たしかに、ふだん利用するうえでは

 

お金はかかりませんが

 

学校のように、行事のためのつみたてをしていることはないし

 

なによりも適応指導教室の行事のために

 

予算が組まれていることはあまり多くありません。

 

職員もお給料の中から自費で出していることもあります。

 

一つの例として,わたしが勤めている適応指導教室では

  • 料理
  • 散策
  • リンゴ狩り&座禅
  • お金についての話
  • ヨガ体験

 

などがあります。

 

学校だと児童・生徒にグループで話合わせたり

 

グループ決めなどをすることがありますが

 

グループ活動がニガテなお子さんにも

 

気づかっていて、必要なものさえもってくれば

 

参加できるようにしています。

この他にも,行事と銘打たない小さなイベントもあります。

 

不登校になってしまうと,みんなが知っていることを

 

知るチャンスがなくなってしまうこともありますので

 

できるだけチャンスを作るようにしていますが

 

これでも十分だとはいえません。

 

わたしの意見としては

「どうせ学校に行けないなら,学校ではできないことをしよう」

 

と思って行事を作っています。

 

 

行事は参加しなきゃダメ?

 

 

 

行事も、むりやり参加させられることはありません

 

これは、ほとんどの適応指導教室でも同じだと思います。

 

自分が参加したいと思うものをえらぶことができます。

 

でも,友だちができると参加することが増えてきます。

 

なにを楽しむか,というよりも

 

だれと楽しむか,のほうが大切なのかもしれませんね。

 

 

友だちはできる

 

 

適応指導教室では友だちができないって聞いたんだけど…

 

 

 

そんな心配をする子もいます。

 

でも,適応指導教室には同じ市町村で学区をこえて

 

子どもたちが通ってきます。

 

それに学校に行けない辛さを,みんながわかっています。

だから,ふだんのかかわりや,行事をとおして

 

子どもたちは仲良くなっています。

 

 

あまり人とはかかわりたくない

 

 

 

と言って,なかなか仲良くなれない子もいますが

 

ムリに引き合わせたりすることはありません。

 

それぞれのペースで,ほかの子とかかわることもできます。

 

 

 

 

春休み・夏休み・冬休みもある

 

学校と同じように,長いお休みがあります。

 

場所によっては休みの期間中もあけているところもあります。

 

わたしの勤めているところでは

 

子どもたちの希望があれば

 

休みの期間中もできるだけあけるようにしています。

適応指導教室の生活になれてくると

 

 

友だちに会いたい

 

とか

 

 

生活のリズムができたので乱したくない

 

とか

 

 

家にいると勉強しなくなっちゃうから来たい

 

そんな気もちになるようです。

 

こんな風になれたら、変わっていく自分に

 

おどろいてしまうかもしれませんよ。

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

適応指導教室の日常

 

についてご紹介しました。

 

適応指導教室があまり好きになれずに

 

来なくなってしまう子もいますし

 

適応指導教室が好きになって

 

ますます来たくなる子もいます。

 

適応指導教室の全部を好きにならなくても良いと思います。

 

まずは自分の居場所として

 

細く、長く、通えるようになること

 

をめざしてみると良いでしょう。

 

 

 

 

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