英語が大嫌いな中学生への学習支援法

不登校支援

こんにちは ツナカン です。

公認心理師として

不登校のお子さんや

子育てに悩む親御さん

学校の先生方の応援をしています。

 

受験のシーズンになりました。

1年でも時間の猶予があれば

学力を上げることは可能です。

ですから,例え不登校であっても

あきらめないで欲しいです。

 

私は,適応指導教室のカウンセラーとして

勉強を教えることがあります。

なかでも英語を指導することが多いのですが

もともと英語が得意というわけではありません。

しかし,私のような教育の素人の指導であっても

子どもたちの英語の点数は上がります。

不登校のお子さんや,そうでないお子さんでも

英語が苦手なお子さんは沢山いて

また,そんなお子さんにどうやって英語を教えれば良いのか

親も困ることが多いのです。

今回は,英語が苦手なお子さんと保護者の方に向けて

英語の学習法方

について私なりの方法をお示しします。

 

 

キーワードは

インプットとアウトプット

です。

 

本文ではこれを深掘りして解説していきます。

 

 

この記事は

英語が苦手なお子さんを持つ保護者

英語が苦手なお子さん

に向けて書いています。

子どもが英語嫌い
英語の教え方がわからない

 

英語が嫌い!
テストの点数が悪い

これを読んで,とりくんでいただければ

英語の成績があがります。(私自身と子どもたちが証明しています)

しかも,保護者が英語が得意である必要もありません。

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英語が大嫌いな中学生への学習支援法

英語は子どもが嫌いになりやすい教科の1つです。

今の親世代の中でも同じ経験の人も多いでしょう。

社会で英語を使うことはそれほどない

そんな風に考えて学生の頃からずっと英語が嫌いな人もいます。

 

私も英語を使うことはほとんどないのですが

中学生に英語を教えると

「嫌いだった英語がわかるようになってきた」

「英語の点数があがった!」

「自然に単語が頭から出てきた!」

と喜ばれたり

「暗記するだけじゃなくて文脈で理解できるようになりたい」

「得意教科と同じように,やる気が出てきた」

と意欲が上がります。

 

不登校でも,英語に関しては学年の上位に食い込む子もいます。

そんな私の英語指導ポイントは以下の通りです。

  • できないところからやる
  • インプット
  • アウトプット
  • できたことにフォーカスする

学年相応の学力を身につけさせる程度であれば

教える人が必要なのは

教科書ガイドのみ

で十分対応できます。

これからこれらを解説します。

 

 

できないところからやる

いくら英語が苦手と言っても,ほとんどの子で

全くできないと言うことはありません。

しかしお子さんは苦手意識から

「全部できない!」
「どうせできない!」

と投げやりになって

冷静に判断できないことがあります。

実際にどの程度まで理解できているのかは

調べてみなければわかりません。

ですので,この段階で私が試すのは

以下のようなことです。

 

  • 今の学年,進んだところのテストをする
  • 習得度が低ければ単元や学年をさかのぼる

 

できている部分を繰り返すのは二度手間です。

お子さんもできれば楽に,早くできるようになりたいのです。

ですから,最初からできているところを確認するのではなく

今できないところから,どこまでができないのか

つまり,

どの時点から”できない貯金をしているのか“

を調べるわけです。

 

これは知能検査でも同じような段取りで行うので

ある程度の合理性はあると考えています。

お子さんにとっては,それまで目を背けてきた

”できなさ“ と直面してもらうことになるので

心理的に辛い作業になります。

「やれば必ずできるようになる」と励ますことも大切です。

 

 

インプット

勉強が苦手になったときにやりがちなのは

教科書とちがう参考書を買う

です。

 

教科書はかなり優秀な教材です。

だから学校で採用されているのです。

人並み以上の学力を身につけたいなら

ちがう参考書を買うのも良いでしょう。

しかし,教科書は使い方を変えれば必要十分,かつ強力な教材になります。

これを頭にたたき込めば良いのです。

 

その方法は

丸暗記

です。

 

この丸暗記にはさらにコツと段取りがあります

コツ

  • 暗記時間は10分前後
  • 教科書1ページ単位で暗記

丸暗記(インプット)のやりかた

  • 単語の読み方を調べる
  • わからない単語の意味を調べる
  • 文法の解説をする
  • 暗記する

 

今どき暗記はナンセンスだといわれていますが

私の経験上,これで学年末テストは高得点が取れるし

過去にさかのぼって教えるのにも効率的です。

教える側は 教科書ガイド を使いますが

意味や解説は教科書ガイドにほとんど書いてあります。

 

一方,お子さんには調べてもらうというプロセスが大切です。

作業が加わることによって記憶の定着が良くなると言われているからです。

ですので,お子さんには調べ学習をしてもらった上で

教える側は教科書ガイドで修正や要点を加えるのです。

 

丸暗記は効率が悪いのですが

過去に学んだことを忘れてしまっていることもあります。

あえて丸暗記してもらうことで,忘れた記憶を定着させることにもなります。

ただし,高学年になると文章が増えますし

受験期は効率も大切です。

ある程度の理解力が身についたら

丸暗記はしなくても良くなります。

 

 

アウトプット

アウトプットとは発信することです。

ここでは,先に丸暗記でインプットしたものを発信する作業になります。

アウトプットのポイントとやり方は以下の通りです。

アウトプットのポイント

  • 子どもの発音に気をつける
  • ヒントを与えない
  • できたら褒める

アウトプットのやりかた

  • 教える人が日本語訳を言う
  • 子どもが日本語訳に続けて英語を言う
  • 1ページを間違えずに言う
  • 2・3回失敗したら暗記をし直す

知識を取り入れるだけではなく

発信することが大切です。

また,失敗したらやり直し,というところも

集中力を高めたりゲーム感覚で取り組めたりする工夫です。

 

 

できたことにフォーカスする

英語に苦手意識があるお子さんにとっては

自分が少しずつできるようになってきても

そのことを自覚できないことがけっこうあります。

こんな時には

勉強を始める前と,今の小さな変化に注目

します。

具体的にほめても良いのですが

「前はあんなに嫌がってたのに,向き合い方が変わったね」
「1行しか覚えられなかったのに,2行できたね」

などと変化を認めてあげるだけでも十分です。

こうして行くうちにやる気が長続きするのです。

 

 

 

勉強ができないのは子どものやる気のせいではない

心理学の行動分析という分野では

個体と環境との相互作用で物ごとを考えます。

つまり

子どものやる気を引き出せるかどうかは環境しだい

ということなのです。

 

実験では

①自分一人で「~になる」と決意して実行する

②誰かの前で「~になる!」などと宣言して実行する

の2つのパターンを比較したところ

②の群の方が圧倒的にパフォーマンスが高く

その後も

①の群ではパフォーマンスは下がり

②の群ではその後もパフォーマンスはあがりました。
Steven C.Hayes,Irwin Rosenfab.Edelgard Wulfert,EdweinD.Munt,Zammie Korn,and Robart D.ZEttle(1985)SELF-REINFORCEMENT EFECTS:AN ARTIFACT OF SOCIAL STANDARD SETTING?,UNIVERCUTY OF NORTH CAROLINA GREENSBORO

 

つまり, ゴールを共有する誰かがそこにいることが大事 なのです。

 

例え一人で勉強を克服しているように見えたとしたら

子どもがどこかでそういう環境や方法を作り出したか

誰かが具体的な応援をしているのでしょう。

 

私がここまで紹介した方法は

子どもにとってはけっこう苦しい作業です。

それに対して,教える側は

子どもの力を引き出す役割を果たしているのです。

結局のところ、このようにコミュニケーションを

とると言うことが大切です。

 

しかし,私の場合は心理の専門職であり

教育や受験のプロではありません。

さらに教材を充実させれば

効率も内容もさらに上がるかも知れません。

そんな時はネットの学習教材を使うというのも1つの方法です。

例えば以下のようなものがあります。

 

 

Z会のAsteria

個別強化AIを活用して,なんと

英検準1級まで対応しています。

受講生の約60%が,5ヶ月で一学年以上先の学習をしている

そうです。不登校で学習が遅れてしまったお子さんにとっては

追いつくことができるようになるかもしれませんね。

料金はタブレットコミだと一年間で5万円ほどです。



Z会Asteria まずは無料でお試しください

進研ゼミ中学講座

学習から進路までの相談の24時間サービスがあります。

Z会と同じようにタブレット・AI個別サポート

英検にも対応しています。

12ヶ月一括払いだと月々5730円です。


 

E点ネット塾

キャンペーンを使えば月々2800円

小学校から高校まで一貫コースがあります。

コースの組み合わせは自由で,兄弟ので受講も可能

全国単位の学力テストも定期開催しています。


 

 

このようにネットを利用できるのはとても便利です。

親が勉強を教えるのが苦手であったり

忙しかったりしても

勉強はネット教材に任せながら

お子さんを励ますことに集中するのもありです。

気になったらとりあえず資料請求してみても良いですね。

 

 

まとめ

英語が苦手なお子さんの学習について

私なりの指導方法について紹介しました。

それから,親ができることについてもご紹介しました。

まとめると

  • できないところからやる
  • インプット
  • アウトプット
  • できたことにフォーカスする
  • 目標を共有することが大事
  • ネットの教材を使うのもあり

です。

 

この学習法が正しいかどうかはさておき

学習意欲があがったり

成績が上がっているのは事実です。

インプット&アウトプット

を大事にしていればもっと良い方法もあるでしょうが

お子さんが少しでも英語に自信が持てることが

もっとも大切な目的だと思います。

 

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