子どもがネットをちゃんと使えているのかを見極めるポイント3つ

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こんにちは ツナカンです。

私はふだん

適応指導教室のカウンセラー(公認心理師)として

不登校のお子さんや

子育てに悩む保護者の方

学校の先生方

の支援にあたっています。

 

これまで

子どものインターネット・ゲーム依存

についての相談に対応もしてきました。

そんな中で

子どもがネット・ゲーム依存になったらどうしよう

と思いつつ

でも勉強にネットを使う時代だし
頭ごなしには怒れない

そんな親御さんの戸惑いも聞こえます。

 

また

 

ネット・ゲーム依存と
そうじゃないのとちがいは何!?

そんな風に悩まれるのです。

 

そこで今回は

ネット・ゲーム依存なのか,そうではないのかを見極めるポイント

について解説します。

 

この記事を読んでもらえれば

こんなことがわかります。

  • 子どもがネットをちゃんと使えているのかを見極めるポイント3つ
  • ネット・ゲーム依存か,そうではないのか,について思うこと
  • どうせ子どもにネットを使わせるなら

 

 

これから子どもにスマホを持たせようと考えている親御さん

すでに持たせている親御さんが

お子さんがネット・ゲーム依存なのかそうでないのかを

見極める材料になると思います。

またお子さんとのネットをめぐる

衝突を減らすことができます。

 

 

 

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子どもがネットをちゃんと使えているのかを見極めるポイント3つ

私は,これまでに子どものネット・ゲーム依存について

いくつかの記事を書いてきました。

どの記事も注意をうながすような内容でした。

やっぱりネットは怖い

そう思わせてしまったかもしれません。

 

しかし,これからの時代

ネットを使わせないというわけにもいかないでしょう。

かといって,子どもに好きなように使わせておくのも

危険が多すぎると思います。

まじめな保護者ほどこのジレンマを抱えているのです。

 

今回はちょっと考え方を変えてみて

どうせ使わせるのであれば

ちゃんと使えているかどうかを見極めるポイント

を,お伝えしておけば

悩みをかるくすることができると思いました。

 

 

子どもをネットをちゃんと使えているか見極めるポイントは以下の通りです。

  • 成果物がある
  • 他人が幸せになる
  • 親に説明ができる

 

その①:成果物がある

YouTubeにしても

ネットゲームにしても

SNSにしても

はまりこんで

時間を浪費するだけで何もない

という状態になるのが個人にとって不利益なわけです。

この時間を浪費するばかりで何もない状態

ついつい増えてしまうことによって

気づかないうちにどんどん生活の質が低下していくのが

ネットの怖いところです。

 

では,ネット上で仕事をしている人たちは

なぜ一般的にはネット依存と言われないのでしょうか。

 

それは

ネットを使って収入を得ているから

 

に尽きるでしょう。

 

もちろん,ネットで仕事をしている人の中にはネット依存の人もいるでしょう。

それでも収入を得て生活ができているから咎められることはないでしょう。

つまり

何らかの現実的な成果を得ているならネットを使う意味がある

のです。

 

ですからネットを使って成績が上がるならば

それも現実的な成果と言えます。

 

ただし,

 

ゲームでランキング上位に入った。

~に勝った。

 

というようなものは,あくまでもネットの中でのことですから

現実的な成果とは呼べません。

 

動画再生数から小遣いを稼ぐ

ネットから誰かを助けられた

など,そんな現実的な成果を評価しなければなりません。

 

その②:他人が幸せになる

私利私欲のためではなく

誰かを幸せにするために使うのであれば

それは年齢に関係なく

ネットを利用する意義はあります。

 

ただし,ネットは被害が一致する人としない多くの人が

同時に同じものを見ることができます。

他人を幸せにしたいはずが

うまくできないことも少なくないでしょう。

良くも悪くも,リアルの世界よりも影響力は大きくなります。

メリットもデメリットも大きくなりますので

子どもに任せっぱなしにするには

リスクが大きくなることを保護者がわかったうえで

検討する必要があります。

 

その③:親に説明ができる

ネットでどんなことをしているのか

親に説明ができる内容なのか

親に説明ができる方法なのか

それは重要なポイントだと思います。

 

親の方で

もうなんでも話すような年齢でもないから…

などと,ゆずってしまうことがありますが

ネットは作用の大きい道具ですから

子どもにゆずるようなものではありません。

親が,親の管理でネットをするのを許した以上

一貫して親が管理できるようにしておくべきです。

 

そこで,子どもが隠さねばならないような

内容・方法なのであれば

大きな危険がある可能性が高いので

そういう場合にはすぐにやめさせましょう。

部下の責任を上司が取るのと同じです。

 

 

ネット・ゲーム依存か,そうではないのか,について思うこと

よくある質問・疑問として

うちの子はネット依存ですか?

というものがあります。

 

ネット・ゲーム依存か

それともそうではないのか

という判断なのですが

ここではっきり言うと

ネットをして何かをしたり,ネットゲームをしたりしていれば依存です

使ったり嗜んだりしていれば少なからず依存なのです。

 

問題になるのは

生活にどの程度の支障があるか

です。

 

ですから,ネットで仕事を得ている人にとっては

ネットを使わない方が支障をきたすでしょうし

生活の中でネットを使う必要性があまりない人が

ネット上に時間を垂れ流しているなら

それは問題が大きいのです。

 

まして,これからの時代はさらにネット社会が進むでしょう。

ネットを単に制限すれば解決するような話ではなく

必要な時に必要な分だけネットを使う

ということが求められるのです。

その境界はあいまいでしょうが

ひとまずは心身の健康を害しないことが最重要です。

ちなみに,診断基準は別の記事にも書いてありますので

よければご覧ください。
【解決策】子どものネット・ゲーム依存対策

 

 

 

どうせ子どもにネットを使わせるなら

お子さんにネットを使わせるなら

ネットの世界の中で創造性を発揮できるように

働きかけてみるのはどうでしょうか。

特に仕入れた知識をアウトプットすることは

知識を定着させるのにも有効です。

子どもが覚えておきたいと思うことや

好きなことを

YouTubeやSNSで発信させてみると

それに共感する子が現れるかもしれません。

使えないように考えるより,どんな風に使えるのか

を一緒に考える方が,大人も子どもも前向きになるはずです。

その中で,危険性や防衛策を一緒に考えていくのが良いでしょう。

 

これは制約がないということではなく

親の目が届くところで一緒に考えるというスタンスです。

 

 

 

まとめ

以上,ネット・ゲーム依存なのか,そうではないのかを見極めるポイント

について解説しました。

 

これらを短くまとめると

親が認められる方法で成果が出せること

が子どもがネットを使う理由になると思います。

 

ネット利用のルールは家庭によって変わると思いますが

地に足のついたルールであると良いと思います。

つまり現実の世界のメリットを引き出せるということです。

この記事がネットについて家族で話し合うきっかけになれば

幸いです。

 

 

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