【子育ては研究】思春期の子育て4つのコツ

子育て

こんにちは

 

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは

 

不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

心の面から応援しています。

 

 

 

思春期になった子どもと

どうやってかかわっていいのか

わからないんです。

 

 

 

 

子どもの将来のためを思って

 

いろいろいっているのに

 

いうことをきかないんです。

 

それどころか反発までしてくるんです。

 

もう, わたしには止められません。

 

 

こうしたケース,進行してしまうと

 

解決までには時間がかかることもあります。

 

だからと言って諦める必要はありません。

 

 

そんな風に困っている親は

 

かなり多いのです。

 

そこで今回は

 

思春期の子どもへの関わり方のコツ

 

をテーマに

 

思春期のお子さんに関わるために

 

気を付けたいポイントを

 

いくつかお伝えします。

 

  • 良いかどうかは子どもが決める
  • 話すタイミングや伝え方を工夫する
  • 親の意見は後回しにする
  • 親の側がありのままをうけいれる

 

 

 

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【子育ては研究】思春期の子育て4つのコツ

結論からいうと

 

”子育て研究者になる”

 

というのがわたしの意見です。

 

そうすることで

 

感情に巻き込まれて

 

親子関係が悪化していくことを

 

防いだり,自分と子どもの幸福について

 

考える視野が広がるからです。

 

子育て研究者ってなに?

 

と思うでしょうから

 

これから具体的にお伝えしていきます。

 

 

 

コツ①良いかどうかは子どもが決める

「良かれ」と思っているのは親の側だけで

 

子どもにとってはそう思えない…

 

よくきく話ですね。

 

それでも

 

アドバイスや、話し合いなどをした後に

 

子どもの行動が

  • 起きる
  • 増える
  • 維持する

 

このような現象が起きているがどうか

 

を見れば

 

たとえ時間がかかったとしても

 

子どもが納得してくれているのか

 

そうでないかを見きわめることができます。

 

そうでないのであれば

 

子どもにとって良いものではないのです。

子どもにとって

 

親の話って

 

「わかってるけど、素直になんかなれるか!」

 

と思うのが自然な反応です。

 

一見して素直に応じないから

 

「うちの子は思春期だから言うことを聞かない!」

 

といって怒りたくなるのです。

怒ること自体は悪いことではありません。

 

でも,子どもは

 

その時には素直になれなくても

 

親のいないところでは

 

「言われた通りなんだよな…」

 

と,どこかで引っかかっていたりします。

その時に,親の見る目がなければ

 

ただ子どもとの関係が悪くなりばかりです。

 

ですから,親は見る目を養う必要があるのです。

 

その見る目というのが

 

アドバイスや、話し合いなどをした後,

 

子どもの行動が

 

起きたり(言われたようにする)

増えたり

維持したり

 

を観察するということなんです。

 

大きな子ほど時間が必要なこともあります。

 

 

 

 

 

話すタイミングや伝え方を工夫する

 

シンプルなのになかなかやってないのが

 

これです。

 

ちゃんと話を聞いてもらいたいなら

 

ちゃんと話せるシチュエーションを用意しましょう。

 

それをせずに話し始めていませんか?

 

そんな悩みを抱えた親御さんの話を聞くと

 

  • 子どもがスマホやゲームに夢中
  • 子どもの気分が乗っていない

 

そういう時に一方的に話し始めていることが多い。

そして

 

「何度言っても話がわからないんです。

 

うちの子は出来が悪いんじゃないでしょうか。」

 

「発達障害なんでしょうか。」

 

「思春期だから仕方がないんでしょうか。」

 

という判断をしてしまっていることもあります。

 

これは、子どもの見え方と思考が

 

すっかりくっついてしまった状態なのです。

″聞き分けの悪い子”だとか

 

″発達障害”″思春期”というレッテルを張ることで

 

親が思考停止になってしまうのです。

 

こういう風に見立てることで

 

考えるエネルギーコストを減らそうとします。

育てにくさの原因がわかったような気になると

 

「自分のせいではないのだ」

 

と思わせてくれる効果があります。

 

 

 

解決策①「話し合うタイミングを相談する」

 

前もって

 

 

今日大事な話があるんだけど時間をとってもらえる?

 

 

 

~時くらいから…について話がしたいんだけど時間を作ってほしいんだけど?

 

 

と伝えておく。

 

すると,たいてい応じてくれます。

それは、子どもの出来が悪いのでもなければ

 

発達障害でもなく

 

単に、声をかける方法が良くないだけだったりします。

 

また、話を一回したからと言って

 

すぐに行動に移せるものでもないことも

 

覚えておいてください。

 

 

解決策②「記録する」

 

話し合ったからと言ってすぐに変われないことも多いし

 

変わったのに元に戻ることもあります。

 

しかし簡単でも良いので

 

データをとってみることをおススメします。

できれば、子どもと一緒に計画して

 

一緒に突き合わせてみることです

 

 

ただでさえ忙しいのに、そんなむずかしいことできないよ。

 

 

なんて思うかもしれませんが

 

日記やカレンダーに〇を付けるくらいでも良いでしょう。

 

そうすることで,見落としがちな変化を見つけられたり

 

子どもを責めるのではなく

 

課題に対して,親子で一緒に考える関係になれます。

 

 

 

解決策③「中立的,肯定的な言葉で伝える」

否定的ではなく,中立的・肯定的な伝え方をします。

 

 

子どもはいつになっても心配の種です。

 

人は,心配などの不安な感情を

 

できるだけ取りのぞきたいと思うもの。

 

そうすると,多くの場合は

 

 

「~しないと…になっちゃうよ!?」

 

「このままだったらダメになっちゃうよ!」

 

 

というメッセージを送りがちです。

 

大人は

 

「このまま食べてたら太っちゃうよ!?」

 

と言われたら嫌悪感を感じて

 

食べることにブレーキがかかるかもしれません。

 

しかし,思春期の子はそうはいきません。

 

だから伝え方を工夫します。

 

 

食べたいと思うけど、炭酸水なら太らずに済むと思うけどどう?

 

 

という感じで

 

「~ない」「~はダメ」「~なさい」

 

を使わずに肯定文で伝えてみます。

 

人は禁止されたり、否定的なメッセージ、命令には

 

強く反応するものなのです。

 

 

 

じゃあ子どもにとって都合の良いことばかり言えばいいんですか!?

 

 

 

そう思うかもしれないですが,そうではありません。

 

本当に必要なことなのであれば

 

伝え方を工夫することが必要なのです。

 

 

 

 

 

親の意見は後回しにする

「子どもにこんな話をしていいのでしょうか?」

 

という質問をうけます。

 

「時と場合によります」としか言えませんが

 

それでは相談される方が納得いくはずはありません。

 

結論は

 

“後出しじゃんけん”が有利

 

ということです。

どういうことかというと

 

子どもの話を先によく聞いて

 

「そういう風に考えてたんだね…」

 

と、子どもなりの意見や感じ方を

 

批判しないで,うけいれる

 

そうすることで親の意見もうけいれてもらいやすくなります。

例え

 

「それはおかしくない!?」

 

と思うような意見であったとしても

 

「そんな風に考えてたんだね。」

 

この一言があるだけでも

 

ガラッと変わります。

 

案外,これができていないことが多いのです。

子どもに何かをしてほしいなら

 

とにかく条件をつけずに

 

子どもの意見を最初に聞きましょう。

 

 

 

ありのままをうけいれる

親自身が,自分の中にわく感情や考えを

 

ありのままを受け入れることです。

 

子どもの今の状態を受け入れるのではありません。

 

カウンセラーや,学校の先生の中には

 

 

「今のお子さんのありのままを受け入れましょう。」

 

 

そんな風にアドバイスをする人は少なくありません。

 

それが良い状況もありますが

 

それは,何か具体策を打ってみて

 

それによって変化があるかどうかを

 

見守る時のことだと考えています。

 

ありのままを受けいれるというのは

 

感情や考えに飲み込まれてしまうのとはちがいます。

子どもを見て,やり取りをしたときに

 

かきたてられることもあるでしょう

 

子どもをかわいくないと思う瞬間もあるでしょう。

 

その時に

 

「憎らしくて仕方がない!」

 

と思う時は、感情に溺れてしまっている状態です。

一方、ありのままを受け入れている状態とは

 

まるで、家に訪れたお客さんをもてなすように

 

自分の感情を迎え入れることです。

 

突然やってきたとしてもお客さんに

 

条件をつけたりはしませんよね。

そんな感覚で,自分の中に

 

わきあがってくる感情や考えの

 

居場所を作ってあげるのです。

 

 

 

子どもが言うことを聞きません

 

 

子どもにいうことを聞かせようとしたけど

 

もう年齢的にも素直に聞いてはくれません。

 

そこでまずは,子どもに話をするタイミングを見計らいました。

 

今までは「親の言うことは聞くものだ」と

 

思ってしまっていたのですが

 

それもよくなかったのですね。

 

 

 

前もって話ができるかどうかを聞いて

 

お互いにタイミングを合わせました。

 

そして話をしました。

 

 

 

それから話を聞いていたら

 

正直,「わがままなことばっかり言ってるな」

 

と思ってイライラしました。

 

でも,自分に「イライラしてもいい」と伝えたら

 

いつもとはちがう感じがしたんです。

 

 

 

 

それから,子どもと約束をしました。

 

でも,子どもは約束を守れたり

 

守れなかったり…

 

それにもイライラしましたが

 

どれくらいできているのか

 

試しにカレンダーでチェックしてみたんです。

 

子どもは約束を忘れていたわけではなかったみたいです。

 

まちまちだけど,約束通りにしてくれている時もある。

 

 

 

 

前だったら,頭ごなしに怒っていたと思います。

 

少し,冷静に子どものことも

 

自分のことも見られるようになりました。

 

子どもも,前よりも話に耳を貸してくれるようになりました。

 

 

 

まとめ

今回は思春期の子どもとの

 

関わり方のコツについて

 

ご紹介しました。

 

「よく聞くような話だな」

 

と思う人もいるかもしれませんが

 

それまでに,どれくらい実践できたでしょうか。

 

これをちゃんとできるのかというと

 

別の話です。

 

知ったら試してみることが一番大切なのですが

 

それはなかなか難しいものです。

 

だからカウンセラーの力が必要になります。

 

実際にやってみようとしたけど

 

よくわからない…

 

そんな時には,ぜひカウンセラーの力を

 

借りてみてください。

 

また必要であれば

 

下記のリンクまでご連絡ください。
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