子育ての”悩み方”4つのコツ

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは,不登校のお子さんや

 

子育てに悩む親御さん

 

学校の先生を

 

心理師として応援しています。

 

 

今回は

 

子育ての悩み方

 

についてお伝えします。

 

 

悩み方?悩みの解決方法じゃないの!?

 

と思うかもしれません。

 

悩みを解決しようとすることは

 

悪いことではありませんが

 

悩みを抱えたままだとしても

 

なりたい自分になれるとしたらどうでしょう?

 

  • 気づく
  • 認める
  • 観察する
  • 行動する

 

これらを知って

 

実践していくことによって

 

子育ての 悩み方

 

変えていくことができるのです。

 

 

 

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子育ての”悩み方”

悩みは“底なしの泥沼”のようなものです。

 

もがけばもがくほど深みにはまり

 

やがて,力尽きて沈んでしまいます。

 

ちなみに,底なし沼の脱出方法は

 

呼吸を整えながら,できるだけ足を上に向けて

 

沼の表面に接する部分をできるだけ多くして

 

ゆっくりと抜け出すのだそうです。

 

こんな風に、

 

あわてて脱出しようとせず

 

むしろじっくりと自分に向き合うことで

 

解決するのとはちがうことができるようになるのです。

 

 

 

 

気づく

読み進める前に

 

しばらく沈黙の時間をとってみましょう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?字がない」

 

とか

 

「うちまちがい?」

 

などと思いませんでしたか?

 

この頭の中に浮かんだ言葉が「思考」です。

 

この「思考」はしばしば

 

生きることをむずかしくさせてしまいます。

 

この図を見てどう思うでしょうか?

世界の人口増を示すグラフです。

 

この先にどのような未来を予想しますか?

 

このままでは

 

人口が爆発し

 

深刻な食糧危機が訪れたり

 

温暖化や環境破壊が起きる…

 

そんな予想をする人もいるかもしれません。

 

たしかにそういう問題があります。

 

 

ただし,人口増加は

 

 

数十年後はこのようになるといわれています。

 

また,テクノロジーの進歩によって

 

この環境への負荷を下げることも

 

可能になってくるでしょう。

 

このように、人は

 

一つの刺激からより深刻な事態を想像しやすい

 

のです。

 

この,人をよりネガティブに考えさせてしまう思考の働き

 

あるいは″もう一人の自分”と言っても良いかもしれません…

 

それを、心理学のある一派では

 

「マインド」と名付けています。

 

この「マインド」

 

かつて,獰猛な野生動物がいるような

 

きびしい自然の中で人が生きていく上では

 

とても役に立つものでした。

じっさいにピンチになる前に

 

想像することで,か弱い人間を

 

現代まで進化させることができました。

 

しかし,野生で生活しなくなった

 

現代の人間にとっては

 

オーバースペックな機能なのです。

この「マインド」の働きがあることに気づかないまま

 

行動し,もっと悪化させてしまうことがあります。

 

例えば,ゲームばかりしている子を見て

 

マインドが

 

「この子は将来引きこもりになるぞ」

 

と,ささやきかける…

 

すると,慌ててゲームを取り上げたり

 

怒なりつけたりしたくなってしまう。

そして

 

「本当はこんな風に子どもと過ごしたいのにな…」

 

「本当はこんな自分でいたいのにな」

 

と思っていたことから

 

遠ざけてしまうことになるのです。

だから、マインドがささやきだしたら

 

「あれ、マインドが騒いでるな?」

 

と気づくことが

 

問題を悪化させないことのカギなのです。

 

ただし,マインドは高性能です。

 

話し言葉のようにささやきかけることもなく

 

イメージや,音を使って

 

動揺をさそうことも多いのです。

 

 

 

認める

認めるとは

 

「今、ここにあるな…」

 

と, 思考や感情が自分の中にあることに気づくことです。

 

人は不安や怒りなどのネガティブな感情を

 

取りのぞきたくなるものです。

 

これがほとんど条件反射のようになっています。

最近ではアンガーマネジメントや

 

マインドフルネスを誤解して

 

「怒ってはいけない」

 

と思われてしまっているフシ

 

があります。

もし、この条件反射をやめて

 

不快なままでいたらどうなると思いますか?

 

爆発するのでしょうか?

 

それとも心の奥底でぐつぐつと煮えたぎるのでしょうか?

本当にそうなるのか観察するのです。

 

 

 

ここで簡単なテクニックを紹介します。

 

公式を使うのです。

【~という考えがある】
【~という感情がある】

 

例えば

 

子どもが学校に行かない時に

 

「『なんで学校行かないんだよ!』という思考がある」

 

「子どもの将来に『不安』という感情がある」

 

というように,思考を「」の中にいれてしまうのです。

 

そうすると

 

思考や感情の居場所とよい距離感で

 

自分の中に居場所をつくることができます。

 

 

自分の希望とちがうもの(思考・感情)に

 

「ここにいてもいいよ」

 

と言ってあげること…

 

それは思春期の子どもに対する姿勢と

 

通じるものがあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

観察する

自分の中にネガティブな感情の置き場ができたら

 

よく観察します。

 

マインドとはメガネです。

 

メガネをかけていると

 

世界はより細かく,きれいに見える気がします。

 

しかし,メガネの度がちがっていたり

 

傷がついていたら

 

気づかないうちに世界は歪んで見えます。

なにより,メガネそのものを見ることはできないのですから

 

世界のゆがみにも気づけないのです。

 

ところが当たり前のことですが

 

メガネを外すとメガネそのものが見えます。

メガネ=マインド,あるいは

 

今感じている思考や感情は

 

どんな形か、どんな色か、これから何をしようとしているのか…

 

そんな風に観察していると

 

今まで悩みをなくそうとして

 

泥沼におぼれていた自分とは

 

ちがう自分がいることに気づけるはずです。

悩みから抜け出すのではなく

 

となりにいて観察すること…

 

それは子どものとなりにいて

 

子どもを見ていてあげるのと同じです。

 

 

 

行動する

子育ての悩みを消さないままにしておいて

 

悩みから少し距離をとって観察できるたとき

 

その分、あなたは自由を手に入れたことになります。

 

この,ほんの少しだけ自由になった分を使って

 

本当はしたくなかったのにしてしまったことを減らし

 

本当は子どもと過ごしたかった時間をすごし

 

本当に子どもにしてあげたいことをするのです。

 

 

 

解決がよけいに悪くさせるなんて…

 

子どもがネット依存になりました。

 

このままだともっと悪化して

 

そんな子どもの様子を見ていたら

 

引きこもりになるところを想像しました。

 

 

 

 

そして,子どもからネットをとり上げようとしました。

 

そうしたら子どもは反抗したので

 

もっと強くしかりつけました。

 

ますます子どもは反抗し

 

それをくりかえすうちに

 

どんどん関係は悪くなりました。

 

 

 

だからといって何もしないわけにはいきません。

 

先生やカウンセラー相談しても

 

しばらく解決しませんでした。

 

でも,ある時カウンセラーに

 

マインドフルネスの考え方を聞いて

 

やってみることにしました。

 

 

 

 

毎日,数分ずつ練習をしました。

 

子どものネット依存はあいかわらずです。

 

でも,今までだったら頭ごなしに怒っていたのですが

 

「今,わたしの中に怒りがあるな…」

 

と気づけたのです。

 

 

 

 

そして,子どもがネットでどんなことをしていて

 

どんなところに魅力を感じるのか

 

聞いてみたのです。

 

気が向いたのか,子どもは教えてくれました。

 

どうやら,わたしが思っていた以上に

 

ネットの中の友だち関係でしばられていたようなのです。

 

そこから,子どもが楽しんでいるというよりも

 

葛藤しているということがわかりました。

 

 

‥‥‥‥

このように,自分の中で起きていることに

 

“気づき”があることで

 

子どもとの関係を改善するきっかけを

 

得ることもできるようになるのです。

 

 

まとめ

 

今回は

 

子育ての“悩み方”について

 

ご紹介しました。

 

解決することはもちろん悪いことではありませんが

 

解決しようとすることそのものが

 

問題を複雑にさせてしまうことがあります。

 

悩み方を知っていることで

 

問題をより複雑にさせることを

 

防いでくれることもありますので

 

いい悩み方をしてみることも

 

おススメします。

 

子育ての不安や世の中について

 

もっと考えてみたいという時は

 

こんな本もおススメです。↓

 

 

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