【不登校支援】不登校になったどうなるか

不登校支援

こんにちは ツナカン です。

公認心理師として

不登校のお子さんや
子育てに悩む親御さん
学校の先生方

の応援をしています。

私は不登校になった子の支援を行っていますが
そうでないお子さんの相談に応じることもあります。

 

学校に行っているお子さんの中には

「不登校になれて良いな」

と言うお子さんもいます。

 

今回はそんな方に向けて

不登校になったらどうなるのか

について記事を書いています。

この記事はこんな方にオススメです

不登校が羨ましい
不登校になるとどうなるの

また不登校のお子さんの生活に興味のある保護者の方にもお役に立つと思います。

 

 

 

 

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不登校になるとどうなるのか

結論から言うと

やる気がますます下がる,学校がますます怖くなる

と思います。

 

だから不登校になったら誰かの力を借りて脱出する道を探すことを勧めます

 

その理由について以下に説明していきます。

 

 

悩みに埋もれやすくなる

不登校になると、多くの場合は家で一人で過ごすことになります。

 

例え家族がいたとしても自分の心の内を全て放す気分にはなりにくいでしょうし

家族の心配がむしろ邪魔にさえなるときがあります。

 

すると自然と自分一人で悩みを抱えなければならなくなります。

一人で悩みを抱えると新しいアイデアが出にくくなります。

アイデアが出なければ悩みにどんどん埋もれやすくなります。

 

 

生活のリズムが乱れやすくなる

悩みを一人で抱えるのはとてもエネルギーがいることだし

辛いことです。

そんな悩みを一時でも忘れたくなるのは自然なことです。

そのためにゲームやインターネットなどをしたくなります

それらにのめり込めばのめり込むほど寝る時間や食事の時間は遅れていきます。

 

「本当はこんなんじゃいけないんだよな・・・」

 

と思っていても

 

ゲームやインターネットはそんなことも一時忘れさせてくれます。

だからもっとゲームやネットをしたくなる・・・

 

こんな風にどんどんはまり込んでいくのです。

そのため生活リズムはどんどん乱れて行ってしまいます。

 

学習が遅れやすくなる

当たり前のことですが学校に行かなければ学力が低下します。

中には塾や通信教育などで遅れを少なくさせることができるお子さんもいますが

不登校の子を全体的に見れば遅れていることが多いです。

 

家にいれば、ついくつろいだり、考え事をしている時間に

学校の勉強は進んでしまっているからです。

 

家にいるからこそできる部分があるように

学校にいるからこそ誰かに引っ張られてできるようになる部分もあります。

 

だから学校に行くべきだとは言いませんが

行かないことによるリスクもあることを知っておくべきです。

 

 

学校に行くのがよけい怖くなる

嫌なことから逃げたくなることは自然なことです。

学校にいかなければ安心すると思います。

 

この安心感がご褒美になります。

人はご褒美をもらえることは、もっとやりたくなるものです。

 

それと同時に学校への恐怖感は大きくなります。

逃げれば逃げるほど恐怖感は大きくなるのです。

 

さらに恐怖感が強くなり

外に出ることもできなくなるお子さんもいます。

 

 

孤独感が強くなる

学校に行かなくなると,仲が良かった人との繋がりも薄くなります。

初めのうちは気遣ってくれていた友だちも

時間の経過とともに,学校に来ない子の存在は薄らいでいきます。

 

先生は心配し続けてくれますが,先生も人間ですから

特別に関わろうとは思っても,忙しくなってくると

目の前にいない生徒はどうしても後回しになってしまったり

連絡が遅れてしまうことがあったりがちです。

 

こういうことを感じるようになってくると

自分の居場所がなくなってくる感じ

皆から置いてけぼりにされた感じ

孤独感がしてきます。

 

 

 

不登校になりたいときどうしたらよいか

ここまで読んでもらえたら

不登校は決して楽な道ではないことがわかると思います。

 

実際,学校に行けない・行かないお子さんたちも苦労しています。

ですから不登校になるにも色々な覚悟をする必要があると思います。

不登校は逃げ道ではなくて,メリットもデメリットもある選択肢として考えるべきです。

 

もし今不登校になりたいと思うのであれば

とにかく信頼できる人に相談するのが良いと思います。

相談した人全員が気持ちをわかってくれるわけではないでしょうが

相談相手を探しているうちにわかってくれる人に会えるかも知れません。

そういう人と今後の将来について考えるべきです。

 

 

 

もう不登校になってしまったら

一度,逃げ道として不登校になってしまったら

抜け出すのは大変です。

 

しかし,やけくそ・投げやりにならなければ道は見つかります。

私が関わってきたお子さんたちの多くがそうです。

 

また,それは一部の人だけではなく本当は誰でもできることです。

これからなりたい方向や道筋がすぐに見つからなくても

それが見つかるまで一緒に考えることはできます。

とにかく自分の気持ちを受け止めて,一緒に考えてくれる人がいる場所に行きましょう。

 

 

まとめ

不登校になりたいと思っているお子さん

そして,そんな子の親御さんにむけて

不登校になったらどうなるかをお伝えしました。

不登校は安全な逃げ道ではなく,リスクのある選択肢です。

見方を変えれば,不登校から次の道が見つかることもあります。

ですから不登校になることが必要なこともあると思います。

 

なりたくなったとき,なってしまったとき

そんな時は一緒に考えてくれる先生やカウンセラーなどに相談してみて下さい。

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