【不登校】不登校の子どもたちに伝えたいこと

不登校支援

こんにちは ツナカン です。

公認心理師として

不登校のお子さんや
子育てに悩む親御さん
学校の先生方

の応援をしています。

 

先日,学校に行けない不登校のお子さんを受け入れる

「適応指導教室」について書きました。
【不登校】不登校の子どもの支援機関「適応指導教室」はこんなところ
 

 

また保護者に向けて記事を書きました
【不登校】「適応指導教室」にお子さんが通えるようにするために必要なこと

 

今回は

不登校のお子さんに向けて

私なりのメッセージを書きます。

 

 

この記事はこんな方にオススメです

 

今,不登校のお子さん

学校に行きたくないお子さん

 

また,こうしたお子さんを育てている

保護者の方に読んでもらっても良いと思います。

一緒に読んでいただければ

お子さんへのアドバイスの一助になるかもしれません。

 

 

 

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不登校の子どもたちに伝えたいこと

結論を一言でいうと

学校に行けなくても,あきらめなくてもよい

です

 

もっと細かくいうと以下のようなことです。

・あきらめてしまうのは早い
・学校以外でも学べる
・逃げると「めんどくさい」がたまる
・他人の食い物にされていないか考える
・「不登校」から自由になろう
・「学校きらい」は治らない

 

これらについて以下に説明していきます。

 

 

あきらめてしまうのは早い


「どうせ無理だ」とあきらめてしまっていることはありませんか

 

将来なりたかったこと
好きな時間
やりたかったこと(やりたいこと)
なりたい自分

 

「どうせ無理だ」と考えたとたん

実現する可能性が下がってしまいます。

 

「どうせ無理だ」と思っても良いので

そう思った瞬間に

本当はこうしたい・こうなりたい

と思うことを一つだけでも行動してみましょう

 

行動は必ず現実を変えてくれます

たった一歩でも進めば景色は変わります

 

 

学校以外でも学べる


学校じゃないところでも勉強はできます

そういう場所として,よくフリースクールが出てきます。

私が働いている適応指導教室もあります。

 

最近では(条件がついているけど)
インターネットでも勉強することが認められるようになってきました。

 

何か1つのことにものすごく秀でていれば

それでお金を稼げるようにもなりますが

将来,その力だけで食べて行くにはリスクも大きいのです。

 

勉強はオールマイティでリスクが一番低い方法なのです。

だから,できないよりはできている方が良い

 

もし「やっぱり勉強を少しでもやってみよう」と思ったら

あきらめずに誰かの力を頼ってでもやってみましょう

 

一緒に考えてくれる人がいます

 

 

逃げると”めんどくさい“がたまる

やりたくないことをやれ,ということではありません

自分の将来のために必要だと思うことがあるなら

面倒でもやる方が良いと言うことです。

 

面倒くさい,気分が乗らないのを理由に

行動をしなくなると

「めんどうだったらやらない」

が染みつき,それにしばられます

その習慣は他の誰かが引き受けることはできません。

 

完璧でなくてもいい

目標よりも少なくても良い

少しでも良いから必要だと思うことは

やる方が絶対に良いです

 

 

他人の食い物にされていないか考える


YouTubeやスマホのゲームはとても楽しいと思います

私もYouTubeを見ますし
スマホゲームもしていましたし今だって少しはしています。

 

しかしこのゲームに夢中にさせる仕組みは大人によって
巧妙に作り上げられたものなのです。

 

一見,人の良さそうなユーチューバーだって

あなたが見てくれている時間をお金に換えているのです。

 

つまり子どもたちが夢中になって

ゲームをしたり

動画を見たり

してくれているお陰で大人はお金持ちになれるのです。

 

無料だし

時には親のお金で課金して

あなたの財布は何もいたんでいないように思うかも知れません

 

しかし,実際にはあなたの時間・健康は

大人の”食い物“にされています

 

もしかしたらあなたの時間をうまく使えば

大人よりお金持ちになれるかもしれない。

 

苦手なことも克服できるかも知れない

 

その時間を大人が利用しているという事情は

知っておいて良いと思います。

 

ゲーム・YouTubeは,

自分の人生に必要なことをやったあとの

残りの時間を使いましょう。

 

それから,

あなたの成長を助けてくれる人の声は時には耳障りです。

 

しかし

あなたの心の声は,本当は何が正解か知っていると思います。

 

だから

気持ちが良いか悪いかより

自分が行きたい方向を探しましょう

 

 

「不登校」から自由になろう


「不登校になったことがない人は,不登校の子の気持ちがわからない」

という話を聞くことがあります。

それは,十分に話を聞いてあげられなかったり

気持ちをわかってあげられなかったから

そういう気持ちになるのだと思います。

 

もちろん不登校の気持ちを察することはとても大切なことです。

しかし不登校を経験していないからといって

不登校の子の力になれないとは限りません

 

人の話を聞くのがあまり得意でなくても

なんらかの強い力を持つ人は沢山います。

 

「不登校」という言葉や字は

人を不安な気分や絶望的にさせる力を持っています。

 

「不登校」という悪いイメージにひっぱられて

心を閉ざしてしまうのはとてももったいないことです

あなたが成長できる機会を失ってしまうことにもなります

 

だから,不登校という言葉をいちど心の横に置いておいて

力になってもらえそうな人に頼りましょう

 

 

「学校きらい」は治らない


残念ですが一度学校を嫌なところだと覚えてしまうと

そのことは一生消えることはありません

 

それと同じように


学校やそれ以外の場所にも良いところがあるということを覚えると

そのことも一生消えることはないのです

 

だから,どこからでも立て直すことはできます。

 

 

 

まとめ

不登校のお子さんやそれ以外のお子さんに向けて

メッセージを書いてみました

 

今,かかわっている子どもたちに伝えていることだったり

昔かかわってきた子どもたちに伝え損ねたことだったりします

 

そんな子どもたちの顔を思い浮かべながら

書いたつもりです

 

今,学校のことで悩んでいる子どもたちに届けば嬉しいです

 

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