不登校になっても楽にならないワケと解決法2ステップ

不登校支援

こんにちはツナカンです。

 

学校にいけないお子さんや

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

カウンセラーとして応援しています。

 

 

不登校で学校には行ってません。

 

なのに明日が来てしまうのが怖くて寝たくないです。

 

本当に眠くて寝たいけど寝たくない。

 

 

 

なんでこんな気持ちになるのかが分かりません。

 

イヤなことから逃げているんだから

 

イヤな朝は来ないはずです。

 

でも朝がくるのが怖いんです。

 

 

 

どうしたらこんな気持ちから抜け出せますか?

 

 

 

学校に行けないから休む…

 

休んだのに学校から逃げられない…

 

そして眠れなくなるほど悩んでしまう。

 

これはとても辛いことです。

 

学校にかぎらず、こういうことはありますよね。

 

 

今回は

 

逃げてるはずなのに逃げられない心理

 

について解説します。

 

 

この記事を読んでもらうことで

 

「学校がイヤで休んでいるのに気もちが休まらない」

 

というお子さんや

 

「学校を休ませてるのに、子どもがおちつかない」

 

という親ごさんに

 

  • 逃げてるのに逃げられない心理のメカニズム
  • 逃げても逃げられないときの対処法

 

についてお伝えします。

 

  • 言葉からは逃げられない
  • 怖いけどなにかしてみる

 

 

 

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不登校になっても楽にならないワケと解決法2ステップ

 

なぜ学校を休んでいるはずなのに

 

心おだやかに過ごすことができないのか…

 

その理由は

 

言葉を使うから

 

です。

 

もっと具体的に説明しましょう。

 

「言葉」というと

 

口から話すことを思い浮かべがちですが

  • 音としての言葉
  • 文字としての言葉
  • イメージを運ぶ言葉

 

があります。

 

 

 

①音としての言葉

 

これは “発音” で耳に入ってくる言葉です。

 

空気を伝わって、鼓膜をゆらし、脳が解釈することで

 

言葉として受けとめるのです。

 

 

 

②文字としての言葉

 

これは、まさに今この記事に浮かんでいる

 

細かな点の組み合わせを“字”として認識している言葉です。

 

目から脳に伝わり、それを文字として認識しているのです。

 

ちなみに

 

「  ◇  」

 

↑このマークを「四角」と思ったか

 

それとも「ひし形」と思ったか

 

もしくは「ヒヨコのくちばし」と思ったか

 

それによって世界の見え方は変わります。

 

このように、言葉の使い方によって世界は変わるのです。

 

 

 

③イメージを運ぶ言葉

 

言葉はイメージを運びます。

 

 

レモンを思い浮かべて下さい。

 

あの黄色くてツヤのある皮

 

半分に切ってみるとみずみずしい果肉が見えます。

 

そのレモンを丸ごと口に運んでみましょう。

 

口の中には、とてもすっぱい感じ、

 

そして独特の苦み…

 

口に広がっていきます。

 

 

こんな風に、文章を読むだけでも

 

口の中に唾液があふれてきませんか?

 

これがイメージを運ぶ言葉です。

 

 

 

では、「学校」 を思い浮かべてみたらどうなるでしょう?

 

今まで学校でしたこと、言われたこと、経験してきたこと

 

次々にイメージわいてくるのではないでしょうか。

 

 

 

こんな風に、言葉のおかげで本物のレモンを食べなくても

 

まるで本当にレモンを食べたかのように

 

感じることができるのです。

 

 

 

言葉のつながりはコントロールできない

 

言葉は、自分の意思とは無関係につながりネットワークを作ります

 

しかも無限に、です。

 

さらに困ったことに、関係のないもの同士がつながることもあります。

 

これを体験するために

 

次の質問にこたえてみてください

 

 

「カレンダー」と「ファイル」が共通するものはなんですか?

 

 

 

 

 

もしかしたら

 

「どっちも紙でできている」

「どっちも事務用品」

 

こんな答えが出るかもしれませんね。

 

しかし、私がイメージしていたのは

 

プラスチックの「カレンダー」であり

 

「ファイル」はパソコンの中にあるものでした。

 

 

 

 

もう少しほりさげてみましょう。

 

タヌキ」と「ティッシュ」を比べて、どちらが役に立ちますか?

 

 

答えは思いついたでしょうか?

 

 

 

正解は…

 

 

人それぞれです。

 

 

ちょっと、ふざけないでよ。

 

なんて思うかもしれませんが

 

ここで問題にしたいのは、正解が何かではありません。

 

タヌキティッシュ、全く別のものをつなげる

 

言葉のネットワークができたということです。

また一度、こんな風に考え出すと

 

そのネットワークの広がりは止まることはありません。

 

 

 

 

「あやこちゃん」「佐藤君」「いじめ」「目をそらす」

 

これらの言葉がイメージや、音、文字をつかって、広がっていけば

 

あっという間に

 

「あやこちゃんは私から目をそらして佐藤君とコソコソと話をした。きっと私はいじめられてるんだ…」

 

こんな文章がうまれるかもしれません。

 

一度でもそんなふうに想像するだけで

 

本当にいじめられているかのような不安がわきあがることでしょう。

 

その一方で

 

「本当にそうなのかな?」

 

という考え方も現れて

 

「きっとそうだ」⇔「いや、ちがう」

 

 

“思考の綱引き”

 

が始まります。

この“思考の綱引き”が、

 

「眠りたいけど眠りたくない」という

 

眠れないほどの悩みや迷いを作り出すのです。

 

 

 

 

解決のための2ステップ

 

思考の綱引きをやめるために

 

人はいろいろな努力をします。

 

とくに自分の考え方や性格を変えようとしますが

 

それは、多くのケースでムダに疲れさせることになります。

 

 

思考の綱引き

  • 自分の意思ではやめられない(考えないようにできない)
  • 他人から説得されてもやめられない
  • いつでもどこでも起きる
  • 考え方を変えてもとまらない

という特徴があります。

 

そんな思考の綱引きを解決するステップは

 

実はシンプルです。

  1. 目標を定める
  2. 行動する

 

 

①目標を定める

 

不登校のお子さんに「目標をきめましょう」といっても

 

 

目標なんて見つからないよ

 

と言われる経験を、わたしは何度もしてきました。

 

そんなときは、“だれに言われたわけでもないのにやっていること”の中に

 

その子が行きたい目標点が見つかることがあります。

日中、親がいないときにやっているゲームのなかにもあるでしょう。

 

 

じゃあゲームをやらせておけというの!?

 

と、カンタンに考えないでいただきたい。

 

注目していただきたいのは

 

こんなところです↓

  • どんな風にゲームをしているか
  • ゲームのなにに魅力を感じているのか

 

 

 

例えば

  • 仲間とのやさしい会話
  • チームワーク
  • フェアプレイ
  • アグレッシブなプレイ
  • コレクションすること

 

このどれか、あるいは、いくつかを大切にしいないでしょうか。

 

この大切にしていることが、目標となりえます。

 

 

この、大切にしていること・目標が

 

ゲーム以外の場でも実現できるものであれば

 

とりくみやすくなります。

 

 

 

②行動する

 

 

行動するのはカンタンじゃないよ

 

そう言われれば、そのとおりです。

 

事実、わたしがかかわってきたご家庭のすべてで

 

うまくいったわけではありません。

 

ですから、わたしの自戒の念と経験をふまえて

 

少しでもアクションしやすいような提案をします。

 

それは

  • 正直であること
  • 小さなステップで着実に
  • 時間がかかることを覚悟する

です。

 

 

 

①正直であること

 

親はつい、子どもに正直さを求めてしまいます。

 

それは、わたしも同じです。

 

子どもに正直に

 

できなかったことは,「できなかった」

 

できたことは,「できた」

 

と申告してもらえなければ

 

まちがえた応援をしてしまうことになります。

 

 

でも、親にも正直さが求められます。

 

親に必要な正直さとはフラットな関係であることです。

 

子どもにとって

 

自分よりもエライ人・強い人に言われたからやっている

 

というムードのなかでは

 

正直なことが言いにくくなってしまいます。

すると,がんばっていたことが続かなくなったり

 

事実とはちがうことを応援することになってしまいます。

 

せっかく飛行機が飛び立ったのに

 

方角の修正ができなければ

 

目的とはまったくちがうところに着陸することになります。

 

 

② 小さなステップで着実に

 

親の期待に反して、子どものステップが小さいことがあります。

 

これは親が子どもにゆずるしかありません。

 

しかし、着実なつみかさねがわかるようになれば

 

いつしか親にとっても安心できるようになります。

 

ですから、小さなステップをグラフにするなどして

 

変化を継続的に見るようにしましょう。

 

 

 

③時間がかかることを覚悟する

 

“時は金なり”とは言いますが

 

そんなことわざとはウラハラに

 

子どもの変化には時間がかかります。

不登校が長びいているならなおのことです。

 

ドラマチックな変化がおきるとしたら

 

環境が急に大きく変わって

 

それを受け入れざるを得ない状況になったときです。

 

そんな状況は人の力だかで作り出すことは

 

まずできそうにありません。

ですから、時間がかかることを覚悟のうえで

 

小さな変化をつみかさねていきましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

逃げてるはずなのに逃げられない心理と解決法

 

についてご紹介しました。

 

人は生きているかぎり

 

苦しみから逃げることはできません。

 

でも苦しみの受け入れ方を知っていれば

 

自分を生きたい方向にしむけることはできます。

 

自分の行きたい目標をさだめ、小さくても良いので行動する

 

そうしているうちに、必ず変化が起きます。

 

この記事が

 

今、苦しんでいる不登校のお子さんと

 

その親ごさんの解決のヒントになれば幸いです。

 

 

 

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