こんにちはツナカンです。
学校にいけないお子さんや
子育てに悩む親ごさん
学校の先生を
カウンセラーとして応援しています。
新型コロナ禍になってからというもの
学校でのオンライン授業が
柔軟にできるようになってきました。
そうなると新しい問題も起きるようになりました。
子どもがオンライン授業を
まじめにうけていないようなんです。
学校のように、みんなといっしょにイスに座って
勉強するわけではありませんので
ついついいろいろなことが乱れがちになります。
そして、これからの時代は
状況にあわせてオンライン授業が行われるでしょう。
そこで、今回は
家でオンライン授業をうけるとき
- ありがちな問題
- 家でオンライン授業をうけさせるときの注意点
についてシェアしたいと思います。
今回の記事をよんでもらうことで
家庭でオンライン授業をうけさせるときに
親はなにをすればよいのかわかるでしょう。
この記事のポイント
- オンライン授業のときにありがちな生活の乱れのシェア
- 生活の乱れをへらすコツがわかる
オンラインの時期ばかりでなく
春休みや、夏休みなど学校が休みの期間中でも
同じような問題は起きます。
ですので、そんな時期にも使えるノウハウとなるでしょう。
【生活があれる!】オンライン授業ありがちなことと対処法3つ
オンライン授業ができるようになると
あたりまえですが、お子さんは家にいるようになります。
お子さんが小さいうちは学童などであずかってもらえますが
高学年になると留守番できるようになります。
あとは、家で子どもはのびのび過ごすわけです。
すると、もうイメージできますね…
- 授業で顔をだすとき以外はゴロゴロしている
- ゲーム三昧
- 家がちらかる
- 出されている課題を「やった」とウソをつく
- 学校が再開されてから学校で落ちつかなくなる
こんなことが起きていて
親ごさんは頭を抱えているのです。
親が考えがちなこと
お子さんがオンライン授業なのに
家でダラダラするようになるのは
家にいるからです。
うちの子はやる気がない
うちの子はだらしない
と考えてしまいがちですが
やる気の問題ではなく、身の置き場のせいです。
だから学校が始れば
お子さんはそこそこちゃんとやりますが
ちゃんとできる理由は、学校には子どもが
“ちゃんとする文脈がある” からです。
決められた時間に学校に行き
決まった時間にチャイムが鳴り
クラスメートが決められた時間に勉強をし
授業中に手がとどくような遊び道具はなく
先生に注目するように促され
終わったら家に帰る
このように、時間・物理的な文脈が作られているからです。
もちろん環境に振り回されやすいタイプ
逆に環境に振り回されにくいタイプ
もお子さんによって差があります。
しかし、それだけで子どもの特性を決めつけたり
子どもの意思の弱さに原因を求めてしまうと
お子さんを怒ることばかりになってしまいます。
ですから、家にいるということだけで
お子さんの生活は乱れやすいのです。
解決法
オンライン生活になったとき
親ができることとして
- 生活の流れを作ること
- 子どもの中にルールを作ること
- 大目に見ること
を提案します。
生活の流れを作ること
生活の流れを作るとは
決まった時間に合図を出すと言いかえても良いでしょう。
学校で決められているオンライン授業では
決まった時間に先生が出席をとってくれたり
授業をしてくれているので
乱れは少ないかもしれません。
つまり、次に何をするべきか、画面をとおして
先生が合図を出してくれているということです。
でも、オンライン授業の指導は部分的であることが多いようです。
そのため子どもの注意が長続きしなくなります。
また、学校のように一日中、先生や友だちがいる環境ではありませんので
ヒマになるとネットやゲームに手が出やすい状況になります。
ですから
- ゲームやPCなどの端末は親の管理ができるようにする
- 前もって学校以外にも課題を用意する
- 仕事場から電話を入れる
- 学校のチャイム代わりのアラーム
- オンライン学習塾
などをとりいれてみても良いでしょう。
子どもの中にルールを作ること
「子どもの意思が弱い」という現象は
子どもの中にルールがないということです。
子どもの中のルール!?
“子どもの心の中に親がいる”と言いかえてもいいでしょう。
では、どうしたら子どもの中にルールが作れるのか…
もっともシンプルなのは約束をしておくことです。
ルール作りの鉄則は以下のとおりです。
- 前もって伝えておく
- ゴールをはっきりさせる
- 所産を確認する
- ご褒美もしくはペナルティを用意する
①前もって伝えておく
約束とは
ということです。
ですから、前もって子どもがわかるように伝えねばなりません。
③ゴールをはっきりさせる
こんな風に、〆切と、やるべきことをはっきりさせましょう。
④所産を確認する
子どもが、親のいないところで何をしていたのか
それを知るためには口約束ではだめです。
所産を確認することがもっとも大切です。
たとえば
- ドリルの進みぐあいの確認
- 勉強したことをアウトプットしてもらう
こんな工夫をしておけば
子どもが目の届かないところにいても
子どもは必要最低限の勉強はしてくれるようになるでしょう。
⑤ご褒美もしくはペナルティを用意する
進みぐあいに応じて
- ネット・ゲームの時間を伸ばしてあげる
- 休日にでかける
- おやつを用意する
などのボーナスをあげてもいいでしょう。
ちなみに、慣れてきて勉強がわかることが
子どもの充実感になってきたら
ボーナスは減らしても良いでしょう。
また、進みぐあいが悪いなら
“だれかに言われなくてもやりたがること” のチャンスを減らされること
がペナルティになります。
たとえば、ネット・ゲームなどの時間を減らすと良いでしょう。
ただし
ペナルティを与えるときに注意したいこととして
- ぬけ道を作られないようにする
- 完全に禁止しない
ゲームをロックしてたのに、いつの間にか外されてたんです!
という話はよくあります。
こんな、ぬけ道があるとペナルティには意味がありません。
しかしネットで知ればればいくらでも
ゲームのロックを外す方法は見つかります。
どうしてもゲームを制限したければ
端末そのものを親がいない間は没収しておくとか
ネット回線を外してしまうことも必要かもしれません。
ただし、完全に禁止すると
- 子どもの反発が大きくなる
- やるべきことをやるモチベーションをなくしてしまう
- 他人への攻撃
になることがあります。(これらを消去抵抗と呼びます)
ですから、完全に禁止してしまうのではなく
出来高によって楽しみの時間を
減らしたり、増やしたりすることが良いでしょう。
こんな風にしながら
“規則正しい生活をする”というルールを
子どものなかに作ってもらいましょう。
大目に見ること
長い目で見るとデメリットは大きくなりますが
短い期間だけで見れば、大目に見てあげても良いでしょう。
また、ゲームやネット端末を親があずかったり
ネット回線を切ったとしても
次の抜け道をさがすでしょう。
でも、そうやってヒマをつぶすために
いろいろ考えるのが子どもの仕事です。
その中で、だれかにめいわくをかけたり
ミスしたりもするでしょう。
でもネットやゲームをすることを目の敵にするよりも
工夫したことをみとめて、大目に見てあげるのもいいでしょう。
ただし、行きすぎると元のペースに戻すのは大変です。
いつまで、何を、大目に見るのかをはっきりさせておき
許した以上のことは、ゆずってはいけません。
ゆずれない一線は必要です。
ゴネれば親がゆずると覚えてしまいますし
ゴネもどんどん強くなって、手がつけられなくなることこともあります。
あくまでも、短い期間・ゆずらない、ということが大切です。
まとめ
今回は
家でオンライン授業をうけるとき
- ありがちな問題
- 家でオンライン授業をうけさせるときの注意点
についてご紹介しました。
“子どもの意思が弱い”
の一言でかたづけてしまうのはカンタンです。
でも親ができることはまだまだあります。
この記事が、オンライン授業になっても子どもの乱れを減らすための
お役に立てば幸いです。
この記事に関するお問い合わせは
こちらのリンクまでお気軽にどうぞ。
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