【汗をかけ!】家でもできる不登校の解決法

不登校支援

こんにちは

 

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは,不登校のお子さんや

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生の心の応援をしています。

 

 

子どもが不登校になって

 

ずっと家にいるんです。

 

もうどうしていいのかわかりません。

 

 

「お子さんは家では何をして過ごしているんですか?

 

 

わかりません。多分,ゲームじゃないかと。

 

 

一緒に過ごせる時間はありますか?

 

 

多くはないですが,その気になれば作れると思います。

 

こういうパターン

 

けっこうあります。

 

しかし,親ごさんは

 

子どもが学校に行かないことで

 

頭がいっぱいになってしまい

 

顔が合っては学校の話ばかり…

 

いつもシリアスになってしまうようです。

 

そうなると子どもからすれば

 

 

親は学校の話ばかりする!

 

そんな気持ちになって

 

ますます親との距離が離れてしまいます。

 

そして,ますます子どもはネットにはまっていく…

 

そんな風になりかねません。

 

今回は

 

親子で筋トレ…不登校でもできること

 

を,ご提案したいと思います。

 

 

え!?

 

不登校に筋トレですか!?

 

 

 

はい。

 

その理由についても説明します。

 

今回の記事は,不登校でなくても

 

親子におススメしたい内容です。

 

ポイント

・筋トレは自信がつく

・筋トレは健康になる

・筋トレは冷え込んだ親子関係を改善する

超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由

 

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【汗をかけ!】家でもできる不登校の解決法

今回はあまりリクツっぽくない話を

 

していきますが

 

説得力があると思ったら

 

ぜひとりいれて下さい。

 

わたしが不登校の解決策としてに筋トレを

 

おススメする理由は以下のとおりです。

 

  • 子どもに自信をつける
  • どこでもいっしょにできる
  • 共通の話ができる
  • 親子の関係をよくする

 

 

 

①自信をつける

筋トレによって

 

筋肉がついてくると

 

自信もわいてきます。

 

コツコツとつみ上げて

 

目に見える成果になると

 

それが自信になるのです。

 

人は自分がコントロール可能なことと

 

そうではないことがあります。

 

とくに親子といえども他人は

 

コントロールすることはできません。

 

しかし,自分の体となると

 

コントロールできる幅は広がります。

 

これが可能です。

 

 

 

②どこでもいっしょにできる

また,どこでもできます。

 

近くの公園に一緒にでかけてもいいし

 

コロナで外に出られなくても

 

自宅でトレーニングすることだってできます。

 

一緒に過せるわずかな時間でも

 

確実に成功体験をつみあげていくことが

 

できるのです。

 

 

 

③同じ体験ができる

筋トレによって疲れた感じも

 

充実感も共有することができます。

 

つまり共感しあえるのです。

 

共感できる経験を持てることは

 

親子の気持ちを近づけるのです

 

 

 

④親子の関係をよくする

これらを総じて

 

ミゾができた親子関係を

 

良くしていくために

 

筋トレは一つの方法になるのです。

 

 

 

筋トレが心におよぼす効果

ここまでの内容を読んでいただいて

 

 

そんなにうまくいけばいいけど…

 

そういう意見が出てきそうです。

 

もちろん,それは話の運び方しだいです。

 

しかし,筋力トレーニングをはじめとする

 

運動が,心理的な効果について

 

注目されてきています。

 

 

日本うつ病学会治療ガイドラインでは

 

「運動は抗うつ効果を有する」

 

として

 

軽症うつ病患者に対しては

 

週2回以上,中等度の負荷強度で一定時間継続すること

 

をススメています。

 

まさに,筋力トレーニングは

 

この,“中程度の負荷強度”として

 

ふさわしい運動です。

 

さらに,

 

2012年のコクランレビューでは

 

「うつ病の症状を軽減するために、運動は無治療よりも適度に効果的」

 

と,運動することが

 

うつ症状に一定の改善する効果があるとしています。

子どもが不登校になったり

 

悩みを抱えていたりすると

 

親も心配になってしまいます。

 

そんな時に,いっしょになって

 

悩むのも良いのかもしれませんが

 

むしろ,一緒にはげましあいながら

 

筋トレをしてみる方が

 

明るい未来が見えてきそうではありませんか。

 

 

 

 

筋トレによって前向きになる理由

なぜ筋トレが人を前向きにしてくれるのか

 

というと,ホルモンが出るからだと言われています。

 

代表的なのが

  • テストステロン
  • ドーパミン
  • セロトニン
  • エンドルフィン

 

などです。

 

 

①テストステロン

テストステロンは男らしさを作るホルモンです。

 

筋肉や骨の量を増やしたり

 

体毛などの二次性徴をうながします。

 

女性にとっても大切なホルモンで

 

男女ともに気分や行動などの健康や

 

幸福感,さらには骨粗しょう症の予防にも

 

関係しています。

 

 

 

②ドーパミン

ドーパミンは

 

運動の調節や

 

ホルモンの調節

 

気持ちいいと思う感覚や

 

やる気などに関わると言われる

 

脳内の伝達物質です。

 

これが出ることによって

 

「がんばれば,できるんだ!」

 

という気持ちがわいてきて

 

ものごとを達成することによる

 

幸せを味わうことができるのです。

 

 

 

③セロトニン

セロトニンは脳の中にもありますが

 

腸の中からも出ています。

 

消化管のセロトニンが出すぎると

 

下痢になり,少ないと便秘になります。

 

一方、脳内のセロトニンは

 

体の生理的な反応を整理したり

 

ドーパミンやノルアドレナリンなどをコントロールして

 

精神を安定させます。

 

血を固めたり,血管を収縮させたり

 

痛みを調節したりする役割があります

 

 

 

④エンドルフィン

エンドルフィンは痛みをやわらげたり

 

幸福感をもたらす物質です。

 

もともと自分の脳の中にある天然の

 

脳内麻薬なのです。

 

もちろん,ほんとうの麻薬のような

 

危険性はありません。

 

エンドルフィンが幸せを感じさせてくれて

 

恐怖を消し去ってくれるのです

 

 

 

変わる親子関係

 

 

学校で自分の気持ちが言えなくて

 

ずっとガマンしていました。

 

いつも相手の顔色を見てばかりで

 

だんだん苦しくなってきました。

 

 

 

夏休みになってから

 

疲れてしまって

 

学校に行くのがイヤになって

 

そのまま不登校になりました。

 

 

 

自分が学校に行けない理由を

 

親に説明することもできなくて

 

親は,そんなわたしに気をつかってくれていました。

 

そんな親の気づかいにこたえられない自分も

 

なんだかイヤになってしまって

 

毎日,部屋にひきこもってました。

 

 

 

誰も悪くないんです。

 

ただ,わたしが自分の気持ちを

 

言えないことが問題だったんです。

 

 

 

でも,ある時,お母さんに

 

『ちょっと筋トレしてみない?』

 

ってさそわれたんです。

 

 

 

最初は気のりしなかったんですけど

 

せめて一緒にやってみようと思って

 

短い時間から始めることにしました。

 

 

 

最初はあまりたくさんの回数はできなかったし

 

やる前はめんどうだったし

 

終わってからも疲れていやだったんですけど

 

少しずつやっているうちに回数も増えたし

 

やった後にスッキリする感じがわかるようになりました。

 

 

 

自分が悩んでいたことを

 

親に話すのは気が引けてたけど

 

いっしょに筋トレするようになると

 

自分もお母さんもなんだか強くなった気がして

 

『話しても大丈夫なんだな』

 

って思って,話してみました。

 

そしたら,お母さんが

 

『よく話してくれたね』

 

って言ってもらって…。

 

それから,二人で

 

少しずつ学校にもチャレンジしてみようって

 

はなしあいました。

 

 

 

筋トレで

 

苦しいときをのりこえる感じを

 

体でわかっていたので,学校で不安になっても

 

なんでだか

 

『大丈夫,のりこえられる』

 

って思えたんです。

 

今でも筋トレは続けているし

 

学校にはまだぼちぼち行っているていどですが

 

少しずつ行ける時間が増えました。

 

 

 

学校も,筋トレと同じ。

 

ムリしすぎないで

 

少しずつできる負荷をかけて

 

心の強さをもっともっと

 

身につけていきたいと思います。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

この話,ムリがない!?

 

そう思うかもしれませんが

 

筋トレをきっかけにして

 

ひきこもりから復帰した例が

 

こちらの本でも紹介されています。
超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由

 

また、もっと科学的に

 

筋トレのメリットが解説されていますので

 

良ければ参考にしてみて下さい。

 

もし

 

本には興味があるけど,読むひまがないです

 

というならば

 

Amazonオーディブルをつかって

 

耳で聞くという方法もあります。

 

オーディブルの使い方は

 

こちらの記事で紹介してあります。

こんなに勉強が楽でいいの!?【アマゾンオーディブル】
 

 

まとめ

今回は

 

筋トレで変える親子関係

 

についてご紹介しました。

 

筋トレは体を強くするばかりでなく

 

心にとっても良いことがわかってきます。

 

不登校になると学校をめぐって

 

親子関係は悪くなりがちですが

 

一緒にトレーニングすることで

 

親子関係を改善できると

 

わたしは考えています。

 

また不登校でなくても

 

親子でできることを増やせば

 

信頼関係を深めることができます。

 

ぜひ親子で筋トレを習慣にしてみて下さい。

 

 

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引用文献

日本うつ病学会治療ガイドライン(2019改訂)
https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/iinkai/katsudou/data/20190724.pdf

・Gary M Cooney Kerry Dwan ・Carolyn A Greig・Debbie A Lawlor・Jane Rimer
・Fiona R Waugh・Marion McMurdo・Gillian E Mead(2013),Exercise for depression.Cochrane Database of Systematic Reviews, Issue 9. Art. No.: CD004366.

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