【だいじょうぶ!】不登校が中学入試でハンデにならない3つのワケ

不登校支援

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

応援しています。

 

入学試験のシーズンになりました。

 

「入試といえば高校入試」というイメージですが

 

中学校の入試だってあります。

 

 

小学校はきらいになったから

 

適応指導教室にかよってました。

 

同じ小学校の子がいく中学校には行きたくないです。

 

私立の中学校に行きたい。

 

でも休みが多かったから

 

試験では悪く見られちゃうのかなぁ…

 

 

中学校からやりなおしたいと思っているのに

 

こんな心配をする子や,親ごさんもいるでしょう。

 

 

結論からいえば

 

小学校が不登校でも大丈夫です。

 

 

 

今回は

  • 不登校を経験した(している)小学生
  • 不登校のお子さんの親ごさん

むけに

 

「不登校はハンデにならない」中学校入試

 

をテーマにお伝えします。

 

でも,もちろん条件がないわけではありません。

 

その条件とは,ただひとつ

 

合格できるだけの学力があること

 

です。

 

はじめにそのワケを説明しますが

 

合格したとしても,中学校でうまくできるかは

 

べつの話です。

 

ですから,中学校入試のほかに

 

“これはしておいた方がいい”

 

と,わたしが思うことをつけくわえておきます。

 

わたしの提案することが,できるようになっていれば

 

さらに安心して学校にかよえることでしょう。

 

  • 義務教育では不登校がハンデにならない国の方針がある
  • 学力があればOK
  • 要録上の出席日数は必要
  • 生活リズムはととのえておくほうがよい

 

 

 

 

 

 

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【だいじょうぶ!】不登校が中学入試でハンデにならない3つのワケ

 

うちの子は学区内の小学校が

 

あまり合わないようでした。

 

でも,「勉強はおくれちゃいけない!」と

 

がんばっています。

 

 

高校入試で不登校が大きなハンデに

 

ならないことはわかりました。

 

 

でも,中学校入試はどうなんでしょうか。

 

子どもががんばっているのに

 

不登校のせいで,行けなくなるんだとしたら

 

かわいそうです…。

 

そんな親ごさんもいるかもしれませんね。

 

あらためてお伝えしておくと

 

不登校は中学校入試でハンデにはなりません。

 

小学校が不登校でも中学校入試のハンデにならないのは

 

これからお伝えするの三つの理由からです。

 

 

 

中学校入試で見られるのは“要録”だから

 

中学校の試験のときに評価されるのは

 

要録 です。

 

とにかく

 

要録上の休みが少なければリスクを下げられます。

 

これは中学生が高校をうけるのと同じです。

 

文部科学省でも

 

義務教育のあいだは不登校がハンデにならないように通知をだしています。

 


「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて

 

 

 

 

学区外の中学校・私立中学校と,小学校のやりとりはあまりないから

 

学区外の中学校・私立の中学校は

 

かよっている小学校と

 

やりとりすることは,あまりありません。

大きなトラブルや,特別なことがなければ

 

もよりの中学校に通うのが一般的です。

 

一般的な方法で進学するケースでは

 

学区内の小学校から中学校へ

 

前もって情報を伝えておくことは多くあります。

 

前もってお子さんのことをしっておくことで

 

中学校で,よりていねいに関われるからです。

 

 

でも,学区外の中学校や,私立の中学校では

 

良くも悪くも情報をやりとりすることは

 

あまりありません。

 

ですから,中学受験で不登校であることは

 

ハンデにはなりにくいのです。

 

 

 

合否の判定はテストしだいだから

 

合否はとにかく試験の結果に大きく左右されます。

 

私立の中学校では

 

入学してみるまで

 

そのお子さんにどんな傾向があるのか

 

そもそも不登校だったのかなどはわかりません。

 

 

 

 

中学校で受験するならしておくべきこと3つ

ここまで不登校がハンデにならない理由を紹介しました。

 

わたしが知っているほかにも私立の中学校には

 

オリジナルの条件があるかもしれません。

 

それは,学校ごとにちがいがあるので

 

この記事でとりあげることはできません。

 

“受けてみるまでわからない”

 

ということになります。

ここからは,

 

“最低でもこれはやっておいて”

 

ということをお伝えします。

 

  1. 勉強する
  2. 短い時間でもいいから登校・適応指導・フリースクール
  3. 生活リズムができていること

 

 

 

勉強する

 

あたりまえですが,勉強はしておきましょう。

 

不登校でも,そうでなくても

 

受験をするにしても,そうでないにしても

 

勉強はしておきましょう。

 

 

 

学校に行ってないから勉強わからない。

 

そもそも勉強がニガテなんだよなぁ…

 

 

 

小学生のお子さんの中にはそう話す子がいますが

 

「自分は勉強ができないんだ」 

 

自分に言いきかせてしまっているのかもしれませんよ。

 

勉強はいきなりできるようにはなりませんが

 

今,わかっていることから少しずつやれば

 

中学校に上がるころには

 

ほかの子たちに

 

おいつけてしまうかもしれませんよ。

 

 

 

短い時間でもいいから登校・適応指導・フリースクール

中学校の受験にそなえて

 

しておくべきことは

 

高校入試と同じです。

 

  • 学校で教えてもらう
  • 適応指導教室で教えてもらう
  • フリースクールで教えてもらう
  • オンラインで教えてもらう

 

などがあります。

 

ぜったいにやっておいたほうが良いことは

 

人のいない放課後や,教室ではない部屋への登校

 

あるいは適応指導教室にかようことです。

 

そうすることでこんなメリットがあります。

 

  • 勉強をする場所がある
  • 教えてくれる人がいる
  • 出席日数としてカウントされる

 

 

中学生とおなじように

 

別室や放課後に学校にいったり

 

昼間に適応指導教室にかよえたりすれば

 

先生やスタッフが勉強を教えてくれるうえに

 

“要録上の出席あつかい”,つまり

 

学校に行っていたのと同じあつかいになるのです。

 

 

要録上の出席については

 

こちらの記事をごらんください。

 

 

ところが民間のフリースクールやオンライン講座では

 

出席あつかいにならないことがあります。

かよいたいと思っているフリースクールが

 

要録上の出席になるかどうかは

 

校長先生が,教育委員会といっしょに考えて決めます。

 

ですから,フリースクール,塾,オンライン教材などは

 

サポートとしておいて

 

放課後登校と適応指導教室をメインにするのがおススメです。

 

フリースクールをえらぶときには

 

お子さんが,かよいはじめる前に

 

要録上の出席にカウントされるかどうか

 

学校とフリースクールに聞いてたしかめましょう。

 

 

 

生活リズムができていること

 

生活リズムがととのっているほうが

 

もともともっている力を引き出しやすくなります。

 

生活リズムは数日あればたてなおせます。

 

中学校の入学試験の前にととのえておきましょう。

生活リズムの作り方については

 

こちらの記事が参考になるでしょう。

 

 

 

 

 

まとめ

今回は

 

「不登校はハンデにならない」中学入試

 

をテーマにお伝えしました。

 

今は学校には行けなくても

 

中学校からまた学校に戻りたい

 

そんなお子さんは少なくありません。

 

今回の記事が,そんなお子さんのお役にたてば幸いです。

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