眠れないなら起きてて!乱れた生活のたてなおし方4つ

不登校支援

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

応援しています。

 

 

 

不登校の中学生です。

 

生活リズムが乱れてしまいました。

 

いつも明け方ころまで起きていて

 

それから寝るので,起きるのはお昼ころになってしまいます。

 

早く寝ようと思ってもなかなか寝つけず

 

昼間に眠くなってしまい,つい昼寝をしてしまいます。

 

そして夜になると目がさえたままになってしまいます…

 

どうしたらいいですか?

 

 

適応指導教室にきているお子さんたちにも

 

こんな風に生活がみだれてしまっている子は

 

少なくありません。

 

そこで,わたしたちは

 

心の問題を考えるよりも先に

 

生活のリズムをととのえるように

 

親やお子さんたちと話し合いをします。

 

 

今回は,

 

乱れた生活のたてなおし方

 

について解説します。

 

この記事を読んでもらえれば

 

生活のたてなおし方がわかり

 

数日後には

 

夜,眠れるようになるでしょう

 

  • 寝つけないなら,布団に入らない
  • 朝日を浴びる
  • 夜中にスマホはさわらない<
  • 昼間にやることを決める

 

 

 

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眠れないなら寝ないで!乱れた生活のたてなおし方4つ

乱れた生活リズムのたてなおし方はシンプルです。

 

一番手っとり早いのは

 

何が何でも昼間は起きていること

 

です。

 

 

それができないから困ってるんです。

 

そう言うでしょうから,

 

そのためのポイントを4つ紹介していきます。

 

 

 

寝つけないなら,布団に入らない

眠くなるまで布団には入らないでください。

 

なぜなら,眠れない状態で布団に入ると

 

体が 「布団は眠れないところだ」 

 

覚えてしまうからです。

多くの人は

 

 

布団に入れば眠くなるでしょう。

 

と思い込んでいるのですが

 

それは,眠い時に布団に入るという

 

習慣ができている人だけです。

 

それが乱れてしまっているから眠れなくなっているのです。

 

だから,眠くなるまでは布団に入らないでください。

 

 

 

朝日を浴びる

 

10:00には,むりにでも起きて

 

朝日を浴びて下さい。

 

脳はメラトニンという物質を出すことで

 

眠気を感じるようになります。

 

朝日を浴びることで,

 

このメラトニンのスイッチを

 

切ることができます。

 

そして昼間に活動することで

 

脳は,夜にメラトニンを出すようになります。

 

ですから,無理にでも起きて朝日を浴びましょう。

 

朝,カーテンを開けて

 

瞳に光を入れましょう。

 

朝,気持ちよく起きるための

 

おススメの目覚ましもご紹介しています。

 

 

夜中に電子機器はさわらない

夜中に見てはいけないものは以下のとおりです

  • スマホ
  • ゲーム機
  • タブレット
  • テレビ
  • パソコン

とにかく,電子機器は見るべきではありません

 

電子機器は強い光を出しますので

 

目をとおして,脳が

 

 

今は昼間か

 

とカンチガイして,メラトニンを抑えてしまいます。

 

 

じゃあ,なんでしばらくすると眠くなるの?

 

それは,ただ脳や目が情報処理で疲れているからであって

 

自然に眠くなっているのではありません。

 

ですから,眠れないからと言って

 

電子機器をさわっているのはやめましょう。

 

 

 

昼間にやることを決める

 

昼間にやることがないと眠くなります。

 

だから,昼間にやることを決めておきます。

 

おススメはもちろん運動です。

 

軽めの運動でも十分です。

 

あまり激しい運動をしてしまうと

 

つかれて昼寝したくなってしまいます。

 

どうせ学校にいかないのであれば

 

スマホやゲームは昼間に徹底的にやっておく

 

というのも一つの方法です。

 

どうしても昼寝をしたいのであれば

 

30分以内にしましょう。

 

ただし,生活が乱れている人は

 

昼寝が長くなりがちです。

 

ですから,できるだけ昼寝はしないように

 

日中のスケジュールをかつかつにしておきましょう。

 

とにかく昼寝をしないようにしましょう。

 

 

 

やろうとしたけどダメな時

 

他人の力を借りられると改善しやすくなります。

 

ほとんどのケースでは

 

上の4つを徹底的にやってもらえれば

 

早ければ2日

 

 

長くても1週間くらいで

 

生活リズムは改善します。

 

 

それがなかなかできないんです…

 

そういう人はいます。

 

そんなときには他人の力を借りましょう。

 

  • 家族にむりやり起こしてもらう
  • 家族に電子機器を管理してもらう
  • 適応指導教室やフリースクールに行く

 

一人になると,ついつい起きるのが遅くなったり

 

昼寝をしてしまったりします。

 

ですから,一人だけでがんばらずに

 

他人の力を借りましょう。

 

 

 

やってみたけど治りません

 

もしも,徹底的にやってみたけどダメだったら

 

すいみんしょうがい

睡眠障害

 

という病気になっている可能性が高いでしょう。

 

でも心配はいりません。

 

病気ですから,病院に行けば治ります。

 

決められたタイミングで

 

睡眠薬や,安定剤を飲むことで

 

脳が眠くなるタイミングを

 

コントロールすることができます。

 

 

眠くなる薬ってなんだか怖い…

 

そういう人も少なくありませんが

 

きちんと眠れるようになってくれば

 

薬を減らすことも

 

飲まずにすむようにもなります。

 

薬を飲まないことで

 

ずっと生活が乱れ続けているよりも

 

はるかに健康ですし

 

できることが今よりもずっとずっと増えるはずです。

 

夜寝て,昼間に起きられるようになれば

 

それだけで今までムリだと思っていたことも

 

カンタンにできるようになったりします。

 

生活が乱れたお子さんと関わってきた経験から

 

これは確実に言えます。

 

ですから,

 

わたしのアドバイスを徹底的にやっても

 

治らないのであれば

 

病院で治療をうけましょう。

 

 

 

なぜこの記事を書いたのか

 

まちがえた情報には気をつけてほしいです。

 

このパートはおまけのようなものなので

 

スルーしてもらってもかまいません。

 

ただ,まちがえた情報を真にうけたことで

 

被害者が出る心配をしたからです。

 

まちがえた情報とは以下のようなものです。

 

 

卒業式までダラダラ生活しても大丈夫です。

 

卒業式も出なくても先生が家に卒業証書は持ってきてくれます。

 

いま、ちゃんと高校に行きたい!という意思があるので

 

自然と朝起きられるようになります。

 

 

睡眠の問題は,意思では解決しません。

 

ましてや,気楽にかまえているだけでは

 

良くなることはありません

 

このようなアドバイスで改善した人は

 

たまたま運がよかったか

 

なにかしらの改善方法をとっていたからです。

 

ですから,ただしい情報を探しましょう

 

e-ヘルスネット

睡眠障害
睡眠に関連した多種多様な病気の総称。大きく分類すると、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症がある。

 

睡眠ネット

スイミンネット(Suimin.net)|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット
スイミンネットでは「健やかな眠り」に関する情報を提供しています。睡眠のセルフチェックができるほか、睡眠や睡眠障害についての解説、健やかに眠るための方法も紹介しています。

 

まとめ

今回は,生活のリズムを整えるためのポイントを

4つご紹介しました。

  • 寝つけないなら,布団に入らない
  • 朝日を浴びる
  • 夜中にスマホはさわらない
  • 昼間にやることを決める

 

まずは他人の力をかりながら

 

これを徹底的にやってください。

 

それがダメなら病院にいきましょう。

 

生活の乱れはもともと持っているはずの力を

 

ムダにしてしまいます。

 

生活リズムを調えた子が

 

学力をグングン伸ばしたり

 

起立性調節障害がいつの間にか

 

治ってしまっているのを

 

何人も見てきました。

 

心の問題よりも先に,生活のリズムを調えましょう。

 

 

 

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