【新型コロナ】長引く休みに親がすべきたった1つこと

子育て

こんにちは ツナカン です。

 

公認心理師として

 

不登校のお子さんや

 

子育てに悩む親御さん

 

学校の先生方

 

の応援をしています。

 

 

最近、新型コロナで

 

学校の休みが増えたせいで

 

妻が子どもを

 

朝から晩まで

 

大きな声で叱り飛ばしています。

 

勉強をしないことや

 

言っておいたことをしないとか

 

生活のことが原因のようです。

 

こんなことで大丈夫でしょうか?

 

うちの子は約束が守れません!

 

 

新型コロナで休みが増えたからって

 

よけいにゲームにはまっちゃって

 

約束した時間も守れないし

 

もともと学校の宿題もいい加減だから

 

成績は悪いし

 

塾に行くというから

 

行かせてあげたのに

 

あまりちゃんとやらないんです。

 

どうしたらいいんですか?

 

最近はこうした相談が

 

少なくありません。

 

新型コロナの影響で

 

休校の時期がのびて

 

親子が一緒にいる時間が増えると

 

このようなことが増えてきます。

 

 

 

今回は

 

長い休校期間の間,親がすべきこと

について解説します。

 

この記事では

 

今回のように

 

新型コロナの影響で休みが長引いたときなどに

 

親がすべきことについて解説します。

 

 

この記事を読んでいだたくことで

 

悪化しがちな親子の関係を

 

改善する考え方や方法を

 

知ることができるでしょう。

 

 

 

 

 

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【新型コロナ】長引く休みに親がすべきたった1つこと

子どもは学校に行かないと

 

だんだん生活が乱れてきます。

 

勉強はしなくなるし

 

寝る時間も

 

起きる時間も

 

だんだん遅くなります。

 

スクリーンタイムも伸びます。

 

 

それはなぜかというと

 

 

生活のリズムを守る仕組みがないから

なのです。

 

ひるがえせば

 

学校にある仕組みを

 

家でも取り入れれば良いわけです。

 

 

逆に,この仕組みがなければ

 

何回,子どもを怒鳴っても

 

子どもが自分から行動を変えることは

 

できないし,できたとしても

 

一時的なものになってしまいます。

 

 

仕組みって言われても…

 

それがなんだかわかんないし

 

そもそもわかったところで

 

家でできることなの?

 

 

できます

 

 

 

 

 

子どもの生活を整えるシステム

家では約束を破っても

 

学校では約束を守れることが多くあります。

 

先にお伝えしたように

 

それは生活の “仕組み” があるからです。

 

仕組みは,実はとてもシンプルです。

 

それを家の中でやるとしたら

 

こんな感じです。

 

  • 生活のリズムを分解する
  • はじまりの合図
  • ご褒美
  • 終わりの合図
  • ご褒美
  • 始める前の反省

 

最初に,この段取りについて

 

じっくり時間をとって

 

お子さんと話し合いましょう。

以下に,もう少し細かく説明します。

 

 

 

 

①生活のリズムを分解する

最初に示した例では

 

「約束を守らない」

 

「生活全般についてのこと」

 

など,

 

かなりおおざっぱなものの見方が

 

されていることがわかります。

 

これをもう少し表現を変えてみると

 

「必要な時にやるべきことをしない」

 

ということでしょう。

 

そうであるならば,

 

生活を分解してみることが必要です。

 

例えばこのように

 

どの時間に何をするのか

 

スケジュールを示して

 

さらにチェックをさせると良いでしょう。

 

 

 

 

②はじまりの合図

スケジュールを作って

 

チェックするだけでは

 

足りないこともあります。

 

それは,行動を自発するきっかけがない…

 

つまり,子どもが行動するための合図がないからです。

 

ですから開始の時間には

 

合図を決めておきます。

 

お子さんによっては

 

合図があっても行動に移せないことがあります。

 

その理由は

 

合図自体をコントロールできる から

です。

 

 

 

「休日の朝を思い浮かべてください」

目覚まし時計がなった…

 

起きなきゃ…

 

でも,もう少し寝よう…

 

そして目覚ましを止める。

 

すると,目覚ましは止まり

 

再び眠り続けます…

 

このように目覚まし時計は

 

コントロールできます。

 

だから,起きるという行動を起こすには

 

充分ではないのです。

 

 

 

一方,学校では

 

授業のはじまりのチャイムは

 

子どもが止めることができません。

 

そして,

 

チャイムに合わせて行動している他の子たちを

 

授業に行かないようにすることもできません。

 

 

こうした流れの中で

 

子どもは生活のサイクルが作られていくのです。

 

 

では,家庭の中ではどんな風に作れるのでしょうか。

 

例えば,こんな方法があります

 

  • 権威性のある人に言ってもらう
  • ご褒美を用意したうえで声をかける

 

 

 

①権威性のある人に言ってもらう

権威性のある人とは

 

例えば,父親とか

 

学校の先生などです。

 

もしくはオンラインの塾の先生かもしれません。

 

お子さんよって,どのような人が

 

権威性を持つ人なのかは

 

それぞれちがいます。

 

いずれにしても

 

「この人の言うことはきいておかなきゃな…」

 

と思うような人のことです。

 

 

 

②ご褒美を用意して声をかける

では,あまり権威性がない人しか

 

家にいない場合にはどうしたら良いのでしょうか。

 

そんな時には

 

ミッションを達成した後に

 

ご褒美を用意しておくのが良いでしょう。

 

そうすると,

 

権威性がない人からの声かけを

 

パワーアップすることができます。

 

 

注意点

 

ただし,この二つのやり方には

 

注意してもらいたいことがあります。

 

それは

  • 家の中が整っていること
  • ご褒美はすぐに与えること
  • 権威ばかり使うと子どもの主体性が育たない

 

①家の中が整っていること

 

例えば,ある程度,オンラインで勉強させようとしても

 

手元にゲームがある状態では

 

とても勉強などできないでしょう。

 

勉強よりも,ゲームの方が

 

楽しいに決まっています。

 

ですから,親が家にいられないのであれば

 

ゲームは夕方まであずかっておくなど

 

子どもの集中力がすぐに切れるような環境は

 

マネジメントしなければなりません。

 

 

②ご褒美はすぐに与えること

 

ミッションが達成できたら

 

ご褒美はすぐに与えなければなりません。

 

詳しくはこの後,解説します。

 

 

③権威ばかり使うと子どもの主体性が育たない

 

権威の力ばかり使っていると

 

その人が見ている時だけやればいい

 

という思考になります。

 

理想的な流れの例をあげると

 

声をかけてもらう

勉強する

だんだん成績が上がる。わからないところがわかる

自分から勉強するようになる。

 

こんな感じでしょう。

 

 

権威はあくまでも

 

一時的につかう方法です。

 

いずれ,権威がなくても

 

自分からできるようにしなければなりません。

 

一時的に権威をかりながら

 

行動が続いているうちに

 

何かの良い結果が残せるようになれば

 

子どもは自分から行動を

 

継続できるようになります。

 

 

 

③ご褒美1

 

時間通りに動けたら

 

とにかく速く何かご褒美をあげましょう。

 

特別なものである必要はありません。

 

「できたね!」

 

と一言声をかけるだけでも良いのです。

 

ポイントは “とにかく速く” です。

 

すぐに出せないよ!

 

と,なげく声も聞こえてきそうです。

 

早いほど良いに越したことはないのですが

 

それができない時もあるでしょう。

 

そんな時には

 

何をどこまでできたら

 

ご褒美がもらえるのか

 

はっきりと伝えておきましょう。

 

そして,子どもがそれを達成できたら

 

必ず,出し惜しみせずにご褒美をあげましょう

 

 

 

③終わりの合図

 

勉強や,家事など

 

しなければならないこと,をするときには

 

終わりの合図を出してあげましょう。

 

また最初にいつ終わりになるのか

 

見通しをつけておくことも良いでしょう。

 

教室には,よく時間割表がはりつけてあります。

 

子どもたちは集中力が切れてしまっても

 

時間割表を見て,いつ終わりになるのか

 

わかっているから耐えられるのです。

 

子どもの頃を思い出してみて下さい…

 

そんな経験はありませんでしたか?

 

 

 

④ご褒美2

 

ミッションを達成したら

 

二回目のご褒美が必要です。

 

しかし,必要なことをしたあとの

 

「達成した!」という感じや

 

「終わった!」という解放された感じ

 

そのものがご褒美になることもあるので

 

特別なご褒美はあまり必要ないかもしれません。

 

もちろん

 

「頑張ったね」

 

などと,褒めてあげるのも良いでしょう。

 

 

 

 

⑤始める前の反省

 

休憩を入れながら

 

まとまった時間に勉強や

 

やらなければならないことをするのであれば

 

次のミッションに移る前に

 

カンタンに前の反省をしておくのが良いでしょう。

 

 

さっきは~なところがあったから

 

ここは…な風に変えてみるといいかもね

 

 

という具合です。

 

 

 

 

 

うまくいかない親がやりがちなこと

 

ここまで読んでいただいた方の中には

 

やってみようかな…

 

と思った方もいるかもしれません。

 

しかし,知っておいてもらいたいことがあります。

 

それは心がけのようなものです。

 

それは以下のようなことです。

 

  • カンペキをめざす
  • 前と後を客観的に比べられていない
  • 自分の言動をかえない
  • 犯人さがし
  • ラベルと行動がまざっている

 

 

①カンペキをめざす

 

いろいろなことに手を尽くしてみても

 

わかるような変化が感じられないと

 

「やってみたけどダメだった」

 

とすぐに判断してしまいがちです。

 

それは当然のことなのですが

 

ほとんどのことが

 

急に変わることなどありません。

 

じわじわと変わってくるものなのです。

 

 

 

 

②やる前と後を客観的に比べられていない

 

カンペキを目指さない

 

というのとつながるのですが

 

もしかすると

 

介入する前と後では

 

少しずつ変わっているのかもしれません。

 

それに気づけておらず

 

何も変わっていないのだと

 

決めてしてしまっているかもしれません。

 

ですから,簡単なものでも良いので

 

グラフにしてみることをおススメします。

 

 

 

 

③自分の言動を見なおさない

 

子どもが言うことを聞くか

 

それとも聞いてくれないか

 

それは,

 

行動の前に何が起きているか

 

行動の後に何が起きているか

 

によって左右されます。

 

親の言うことをきいたら,いいことがあった!

 

そう思えれば,子どもはもっと

 

親の言うことを聞きたくなるでしょう。

 

 

しかし

 

 

親の言うことをきいたけど,あまりいいことがなかった

 

と思えば,

 

いうことは聞きたくなくなるでしょう。

 

 

 

親御さんが

 

どのように伝えているのか

 

どのように振るまっているのか

 

これは,子どもの態度に大きく影響しています。

 

つまり,親御さん自身が

 

子どもにとっての刺激なのです。

 

 

子どもにとって

 

自分の伝え方や,伝える内容が

 

役に立つものであるのかを

 

見直してみることをおススメします。

 

 

 

④犯人さがしをする

 

子どもを責めているときには

 

その原因の理由を

 

性格や考え方のせいにしていることが

 

多くあります。

 

つまり,ちゃんとやらないのは

 

子どもが悪いということであり

 

「ちゃんとやらない犯人は子ども自身だ」

 

というロジックです。

 

 

これは解決法とはちがいます。

 

犯人さがしは

 

子どもを良くするどころか

 

長い目で見れば

 

悪くすることにしかなりません。

 

 

 

 

⑤ラベルと行動がまざっている

 

わたしのところに相談にいらっしゃる

 

親御さんから話をきいていると

 

アドバイスとして

 

 

愛情が不足しているのかもしれない言とわれました

 

と言われてくることが少なくありません。

 

これ以外にも

 

怠け者,発達障害,HSP/C

 

などのアドバイスを受けてくる方が多いのです。

 

これらの言葉は ″状態” を

 

表しているかもしれませんが

 

解決策だとかんちがいしてしまうと

 

抜け出せない迷路にはまり込みます。

これらは

 

解決策ではなく単なるラベルにすぎません。

 

 

料理で例えるのであれば

 

食材にブランド名をつけただけで

 

料理をしていないのですから

 

おいしくも,まずくもなりません。

 

 

ですから,

 

“何ものであるか” より “何をしていくか/してきたか”

 

に,発想を切りかえることが大切です。

 

 

 

こんな伝え方もあります

実際にわたしが,子どもに伝えてみて

 

子どもが変わってくれた方法を

 

最後にご紹介します。

 

 

 

あなたが行動しないのは

 

あなたが悪いからじゃない。

 

家族の誰も悪くない。

 

ただ

 

学校にある仕組みが家にはないだけ。

 

 

 

学校の勉強は,短距離を走っては休む
(授業時間と休憩時間のこと)

 

をくりかえしているようなもの。

 

 

そうしている間に

 

走る力が身につくのと同じように

 

学力が身についてくる。

 

 

 

でも,家で課題をこなすというのは

 

 

『お菓子を食べながらでもいいし

 

走り方も,ペースも自由でいいから

 

走っててください。』

 

 

 

と言っているようなもの。

 

 

これでは体力をつけるのは

 

むずかしいし

 

逆に太ってしまったりして

 

健康にはならないことは

 

わかるでしょう。

 

 

 

だから,家で勉強する時も

 

学校と同じように

 

集中と休憩をくりかえすような

 

仕組みが必要だと思うんだ。

 

 

 

これで,家での勉強の態度は

 

ずいぶん変わって

 

親の声かけも受け入れてくれるようになりました。

 

ただ,くれぐれも注意したいのは

 

この声かけだけで

 

全てが解決したわけではなく

 

きっかけに過ぎないということです。

 

この後からは

 

今回お示ししたような方法を

 

実際にやってみてもらう必要があります。

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

長引く休みに親がすべきこと

 

として

 

生活の中に仕組みを作ること

 

を提案しました。

 

 

そして

 

その段どりは

  • 生活のリズムを分解する
  • はじまりの合図
  • ご褒美
  • 終わりの合図
  • ご褒美
  • 始める前の反省

です。

 

最初はむずかしいかもしれませんが

 

子育てはトライ&エラーです。

 

子どもをどうにかしようとするのではなく

 

自分のかかわりを変えてみたら

 

子どもがどんな風に変わるか

 

を観察してみてはいかがでしょうか。

 

 

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