「何を書いたらいいの!?」【自己申告書】を書くポイント4つ

不登校支援

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

応援しています。

 

今の時代は,不登校であっても公立高校の受験には

 

なるべくハンデにならないようになっています。

 

しかし,できればハンデになるようなことは

 

小さくしておきたいですよね…。

 

そのための方法のひとつが

 

自己申告

 

です。

 

でも

自己申告ってなにを書けばいいの!?

 

そんな悩みをもつのではないでしょうか。

 

今回は

 

そんな悩みをもつお子さん,親ごさんに向けて

 

公立高校の自己申告書の書き方

 

について解説します。

ただし,これは攻略法ではなく,あくまでも参考です。

 

試験の合否および,内容の正否については責任は負えません。

 

その点はご理解のうえ読み進めてください。

 

 

 

  • 不登校になった理由
  • 学校にいかない間,何をしていたか
  • これからどうなりたいか,どうしていくか
  • ていねいに書く

 

 

 

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「何を書いたらいいの!?」【自己申告書】を書くポイント4つ

 

ネットで自己申告を調べると

 

私立の難関高校や

 

公立では大阪府が

 

アドミッションポリシーを意識した書き方

 

が紹介されています。

 

 

じゃあそれ以外の公立高校は?

 

これには答えがありません。

 

 

なんで?

 

 

 

というのも,私立高校とちがって

 

公立高校は教育機会確保法にもとづいて

 

不登校であっても,大きなハンデにならないようになっているからです。

 

 

じゃあなにを書いてもいいの?

 

それでは単なる手紙になってしまいます。

 

ですから,説明文として書くことをおススメします。

 

 

 

じゃあなにを説明すればいいの?

 

以下に,もう少しこまかく解説していきます。

 

 

 

子どもの記入ポイント

 

お子さんが書くときには

 

こんなポイントが上げられます。

 

  • 不登校になった理由
  • 学校に行かずになにをしていたか
  • 高校に受かったらどうなりたいか
  • 将来はどうなりたいか

 

 

 

①不登校になった理由

 

書き方はむずかしいですが

 

何かしらの理由があるならば

 

そのあと,努力していたことに

 

つながるような文の流れにつなげましょう。

 

 

②学校にいかずに何をしていたか

 

たとえば

 

  • 適応指導教室にいっていた
  • 放課後・別室登校していた
  • 塾で勉強していた
  • 自宅で○○時間は勉強していた

 

などです。

 

学校には行けていなくても

 

自分なりに努力をしていたことを

 

説明するようにしましょう。

 

 

 

③どんな高校生活をすごしたいか

 

高校に入ってから充実した生活をおくるために

 

学校や家庭で

 

どんなことをしていきたいのか

 

どんなふうに過ごしていきたいか

 

など,細かく書いてみるのがよいでしょう。

 

 

④将来はどうなりたいか

 

どんな目標をもっているのか

 

その目標のために高校で

 

なにを身につけたいのか

 

なにを努力していきたいのか

 

など,説明しましょう。

 

 

 

親の記入ポイント

 

親ごさんが書くとしたら

 

こんなことに気をつけてみてはいかがでしょう。

 

  • 子どもをどんなふうに支えてきたのか
  • 学校とどんなやりとりをしてきたのか
  • 子どもはどんな風にかわってきたか
  • 高校生活で問題があっても全力で支援すること
  • 「高校入学を切望する」

 

 

 

 

①子どもをどんなふうに支えてきたのか

 

たとえば,放課後登校をさせたとか

 

支援センターに定期的に相談にいっていたとか

 

学校にいけないからといっても

 

なにもしていなかったわけではないことを説明しましょう。

 

 

 

②学校とどんなやりとりをしてきたのか

 

定期的に学校と連絡をとりあっていたとか

 

課題をあずかって家でやらせていたとか

 

家庭訪問で,先生とどんなやりとりをしてきたのか

 

など,学校とやりとりを説明しましょう。

 

 

 

③子どもはどんな風にかわってきたか

 

かならずしも,大きな変化はなかったかもしれないし

 

学校にいけるようにならなかったかもしれません。

 

しかし,前よりも学校のことを考えるようになったり

 

生活のリズムがととのってきたり

 

そんな変化があるかもしれません。

 

 

 

④高校生活で問題があっても全力で支えること

 

高校に入ってからも

 

中学校のころと変わらないように

 

学校と話し合いをしたり

 

子どもを応援しつづけるということなど

 

具体的に示しましょう。

 

 

 

⑤「高校入学を切望する」

 

シメに

 

「高校入学を切望いたします」

 

と, 親の熱意をはっきりと示しましょう。

 

 

 

内容だけじゃない注意点

 

 

内容はわかったけど,ほかに注意点は?

もちろんあります。

 

それはむずかしいことではありませんが

 

気をつかわなければならないことです。

 

  • 字をていねいに書く
  • 厳封する

 

不登校のお子さんのなかには

 

勉強の時代の変化なのか

 

学習のつみかさねが不足しているからなのか

 

字を書くのをめんどうがって

 

いいかげんな字を書いてしまうことがありますが

 

これは明らかにデメリットです。

 

 

荒れた字で書かれた手紙を送られてきたとき

 

自分だったらどんなふうに感じるか

 

イメージしてみればよいですが

 

内容がよくても読みたい気もちになれないし

 

書いた人のスキルのレベルも見つもられてしまいますよね。

 

相手に読まれるものであることをしっかりと意識しましょう。

 

また,自己申告書を書いた封筒は厳封します。

 

やり方はネットでも調べられますが

 

学校に相談してもよいでしょう。

くりかえしますが

 

自己申告書は相手が読むものです。

 

ていねいに書きましょう。

 

 

 

 

自己申告書に期待しすぎないで

 

 

これで不登校でも合格できますね!

 

そう思ったとしたら

 

それは大きなカンチガイです。

 

公立高校入試は

 

あくまでもテストの結果が大切です。

自己申告書は

 

 

この子は

 

合格か,不合格か

 

どうしようかなぁ…

 

という

 

ギリギリのラインのときに判断するためのものです。

 

ですから,今からでもできるだけの受験勉強をしましょう。

 

そして,自己申告書もていねいに書きましょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

自己申告書のポイント

 

についてご紹介しました。

 

あらためてお伝えしますが

 

今回のポイントは一例にすぎません。

 

公立高校の自己申告書にきめられた

 

書き方も,正解も不正解もありません。

 

読む人のことをイメージして

 

「自分だったらこの子を高校に入れてあげたい!」

 

と思うような文章をめざしましょう。

 

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