【つなぎが大事】障害がある子に学びをつなげる先生

不登校支援

こんにちは。 ツナカンです。

ふだんは教育分野で心理師として
お子さん
親ごさん
学校の先生
の応援をしています。

 

不登校と発達のかたよりは

実は密接な関係があるという意見があります。

不登校児の45%に発達障害があった

という報告もあります。(鈴木ら;2017)

 

もしかしたらお子さんの不登校の背景に

発達のかたよりのせいで

他の子とのコミュニケーションがうまくいかず

うまくとけこめなかったり

生活環境の変化に反応しているのかもしれません。

 

そして実際に、発達のかたよりのせいで

学校に行けなくなってしまったのだと

わかったとしたら

そんなお子さんを応援するためには

学校のだれと連携すればよいのか…

 

結論は

特別支援コーディネーター

の先生です。

 

今回はこの

特別支援コーディネーター

についてご紹介します。

 

この記事を読むことで

お子さんに発達の偏りやハンデがあるとわかったとき

学校の誰に相談すればよいのかがわかります。

これで安心してお子さんをサポートすることができるでしょう。

 

 

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特別支援教育コーディネーターってどんな人?

特別支援教育コーディネーター

お子さんや、その家族、学校内や

病院などの関係機関との間で

情報の橋渡しをする人です。

直接的な支援活動を行うわけではなく

支援活動がスムーズに進むように手助けします。

通常の学校での役割

特別支援コーディネーター

多くの学校で配置されています。

 

役割は以下の通りです。

  • 学校と保護者、関係機関との間のコミュニケーションをサポート
  • 校内の先生方や関係者と連携を取り、お子さんにとって最適な支援をうながす
  • 地域の発達相談や療育システム、医療機関に関する情報を集め、保護者に説明し理解を深めてもらう

 

こんな風に家庭と学校

学校と、学校以外で支援する人たちを

つなげる役割だと言えます。

特別支援学校での役割

 

同じ 特別支援教育コーディネーター でも

一般的な学校 と 特別支援学校 では

役割が少しちがいます。

特別支援学校でのコーディネーターの役割は

以下のようになっています。

  • お子さん個々のニーズに合わせた教育を進めるためのサポート
  • 医療的なケアが必要なお子さんへの対応や、学校外の専門家との連携

ひとくくりに学校といっても

その学校の機能がちがえば

同じ名前の先生でも役割は変わります。

それはカウンセラーも同じですね。

 

特別支援学校って?

特別支援学校は、発達に課題を持つお子さんたちが学ぶ学校です。
ここでは、お子さん一人ひとりの特性に合わせた教育が行われます。
また、地域の発達支援の中心として、さまざまな相談に応じたり、専門的な教育を提供したりしています。

 

 

特別支援教育コーディネーターのスキル

特別支援教育コーディネーター の役割を果たすためには

以下のようなスキルが求められます。

  • カウンセリングの技術
  • 発達障害に関する知識
  • アセスメント(お子さんの状態を評価する技術)
  • 情報の収集・活用能力
  • 交渉力
  • ファシリテーション(グループを円滑に進める技術)
  • 人間関係の調整

 

最近の学校の先生は

お話を聴くのがとても上手な方が増えてきたように思います。

 

特別支援コーディネーター

ある程度キャリアをつんだ

ベテランの先生がなる傾向です。

こうしたことから

上記のようなスキルを

先生方が身につけていたとしても

保護者との年齢や養育感などの

ギャップを感じることもあるかもしれません。

 

 

【注意!】進学するときの引継ぎ

お子さんに発達のかたよりが大きいとわかり

進級・進学など、新しい環境へと移るとき

今までの学校生活や家庭での情報を

しっかりと次の場所の担当者へ伝えることが大切です。

それも、ただの情報交換ではなく

お子さんのことを理解し

必要な支援を継続していくための準備が求められます。

こうすることで障害や発達のかたよりがあっても

スムーズに支援をうけることができて

不登校にもなりにくくなります。

また進級・進学を通してだんだんと

学校に足が向くことさえあるのです。

特別支援コーディネーターとつながり

必要な支援がうけられて

進級・進学ができたとしても

先生の異動や、今までのような

コネクションがなくなることで

前にうけられていた支援が

うけられなくなってしまうことがあります。

特に、幼稚園・保育園から小学校

小学校から中学校

中学校から高校へ

こんなときには親ごさんが

お子さんの力になってあげる必要があります。

学校のだれに今までの経緯を伝えて

必要な支援が引き続き受けられるのか

新年度になったら確認するようにしましょう。

 

 

まとめ

 

今回はお子さんに発達の偏りやハンデがあるとき

相談の窓口になってくれる

特別支援コーディネーター

についてご紹介しました。

 

お子さんの育ちに発達の偏りについて

不安や疑問があるときは

特別支援教育コーディネーター をはじめとする

学校の先生方に相談してみてください。

 

お子さん一人ひとりに合ったサポートを

きっといっしょに考えてくれるはずです。

 

今後もこのブログを通じて

少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

 

参考文献
鈴木 菜生, 岡山 亜貴恵, 大日向 純子, 佐々木 彰, 松本 直也, 黒田 真実, 荒木 章子, 高橋 悟, 東 寛(2017)不登校と発達障害: 不登校児の背景と転帰に関する検討.脳と発達49 巻 4 号 p. 255-259

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