【不登校支援】不登校の学習支援

不登校支援

こんにちは ツナカン です。

公認心理師として

不登校のお子さんや

子育てに悩む親御さん

学校の先生方

の応援をしています。

 

お子さんが不登校になると

保護者はとても心配されます。

その最も大きな心配ごとのひとつは

学習です。

また,多くのお子さんが自分でも

学習について心配しているのです。

 

今回は

不登校の学習支援

について解決策。

 

この記事はこんな方にオススメです

学校を休みがちだけど勉強が心配
不登校の子の勉強はどうしたらいい?

 

学校に行きたくないけど勉強はしたい
学校以外で勉強できる場所は?

 

その他にも

不登校でなくても子どもの学習支援について参考になると思います。

 

 

 

Sponsored links

不登校の学習支援

日本財団・文部科学省のデータでも

学業の遅れが不登校につながっている

ことを指摘しています。

出典:日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」(2018)

 

出典:平成30年度児童生徒の問題行動・不登校生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

それから不登校になると

学習が遅れるのはほぼまちがいありません。

またどんなに頑張っても学習にムラができてしまいます。

 

これを放置しておけば

どんどん遅れや差は広がっていきます。

ですから,学校に行かないことにしたとしても

学習の遅れだけは最小限にしておきたいものです。

 

 

文部科学省もさまざまな学習の形態を認めている

 

不登校の学習について文部科学省は以下の方針を定めています。

義務教育の段階における普通教育に相当する教育機会の確保等に関する法律(2016)

 

 

すごくざっくりと説明すると

・学校が専門職を入れて不登校のお子さんの応援をできるようにしなさい

・不登校のお子さんの学習がどうなってるのか確認しなさい

・学校以外での勉強についても評価してあげなさい

ということです。

 

ただし,注意したいのは学校の責任を書いているのではないことです。

 

学校がやりやすいように,国と地方自治体が責任を持ちなさいよ

 

と書いてあるのです。

 

それから,学校は学校で手を尽くすけれども

結局のところ

勉強をできる環境にできるかどうかは

家庭にかかっている

と言えます。

 

ではお子さんの学習の遅れを少しでも減らすために

どのような支援を行えば良いのでしょうか。

以下に解説します。

 

 

部分・別室登校

お子さんが無理のない時間・場所で学校に通うことです。

学校から出される課題をこなすことが中心になります。

 

クラスには入れなくても

クラスでどのような学習をしているのか

どの程度進んでいるのか,がわかりやすいので

お子さんにとっても進み具合を確認しやすいでしょう。

 

また友だちとの縁が遠のくのも最低限で済みますから

不登校のダメージがより少ない方法だと思います。

 

また,先生にとっても

お子さんの状態を把握しやすいし

連絡のタイミングをとらえやすいです。

 

そのため家庭との行きちがいや,くいちがいも減ります。

お子さん・先生双方にメリットのある方法だと思います。

 

 

フリースクール

独自の学習プログラムを作っているところもあります。

こうしたことから,特定の教科で成績が伸びる子もいます。

 

お子さんの個性や能力を尊重したいのであれば

こういったプログラムを用意している

フリースクールを利用することも良いと思います。

 

またプログラムとは行かないまでも

お子さんの個性やペースに合わせた対応はしてもらえると思います。

 

学校から課題が出されているのであれば

フリースクールで援助してもらえるか相談してみると良いと思います。

 

 

適応指導教室

公的な機関ですので学校との連携がしやすいのが特徴です。

学校との連携がうまくいけば,学校に準じた学習支援を行えます。

ただしどの程度,連携できるかは学校によって差があります。

 

また学校のように全教科の先生が配置されていて

学校のように全教科をまんべんなく支援できるわけではないことは

わかっている必要があります。

 

フリースクールと同じように

学校から課題が出されているのであれば

適応指導教室で援助してもらえるか相談してみましょう。

 

 

放課後デイサービスの日中預かり

私の知る範囲では

学校との連携をよくしているという話は聞いたことがありません。

利用するお子さんが増えれば

今後はこうした体制もとるようになるでしょう。

 

学校から課題が出されているのであれば

援助してもらえるか相談してみましょう。

 

ただ,学校との連携については

家庭が中心に行っていくべきです。

 

 

塾・ネット学習

ここではっきりお伝えしておかねばならないのは

学校の課題提出は最低限の学習

だということです。

 

一般的にフリースクールや適応指導教室では

ムリに勉強をさせることはありません。

 

おのずと学校に行っているお子さんと比べると

学習時間はどんどん開いてしまうし

その分,学習は遅れてしまうのです。

 

ですから,通室している時間以外の学習は

大変重要だと思っています。

 

登校している生徒並に学習を進めたい

お子さんの学習意欲は高い

というのであれば塾を活用するのは良いと思います。

 

ただ,新型コロナという時勢もありますし

塾であっても他の生徒と会いたくない

というお子さんもいます。

 

そうであれば

ネットを使った学習は一つの方法です。


意外と安価だったり

お試し期間があったりするので

フリースクールや適応指導教室までのつなぎや

フリースクールや適応指導教室に通うようになってからも

同時並行で続けていくことも可能です。

 

しかし,ネット学習教材であれば

何でも効果があるというものでもありません。

 

双方向形式の教材が良いという調査もあります。

詳しくはこちらのリンクを参考にしてください。
→ コロナ禍で“長引く夏休み” に使えるオンライン学習教材3選
 

 

 

勉強は自転車のようなもので

一度漕ぐのをやめてしまうと再開するのはきつくなります。

 

例え不登校であっても

学習の習慣はできるだけ続けていくことが必要です。

むしろ学校に行けなくても

学習は続けられるというのであれば

それは1つの選択肢でもあると思います。

 

 

 

まとめ

今回は不登校のお子さんの出席扱いと学習について解説しました。

学習支援は
・部分・別室登校でも受けられる
・フリースクール・適応指導教室等で支援を受けられる
・フリースクールや適応指導教室等に通っている時間以外の勉強は必要

不登校になっても学びの道は開いています。

親子ともにあきらめないで欲しいですし

これからもそういった方々の

お役に立つ情報を発信したいと思います。

 

 

ご意見やご質問はここからどうぞ。

お返事には時間がかかる場合がありますが,遠慮なくどうぞ。

お問い合わせ

Comments

タイトルとURLをコピーしました