【こんなにカンタンに?】怖さを克服する脱力法

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

ふだんは教育分野で心理師として

不登校のお子さん

子育てに悩む親ごさん

学校の先生を応援しています。

 

お子さんが登校を渋ったり

不登校になったりしたとき

お腹の痛みや頭痛を訴えることはありませんか?

 

病院にかかってみたけれど

気分の問題でしょう

と言われてしまい、原因が見つからない。

 

そしてお子さんも

行かなきゃいけないのはわかってるけど辛いんだ

 

そんな風に言っていたりしませんか?

 

これはサボりたいのではなく

不安のせいかもしれません。

 

不安なときに体のどこかが痛くなること…

それはとても自然な反応なんです。

 

だから、出口の見えない原因探しや

お子さんを疑ってかかるよりも

シンプルに不安と向き合う方法を

教えてあげた方が解決への近道かもしれません。

 

今回は、そんな登校しぶり・不登校の子を持つ親御さんに向けて

子どもが緊張して学校に行き渋っているときに

子どもの緊張を解きほぐす方法をお伝えします。

 

これを知れば

あんなに悩んでたことが、こんなにカンタンに解決するの!?

 

なんてことが起きるかもしれません。

 

 

 

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【こんなにカンタンに?】怖さを克服する脱力法

子どもが学校を怖がっているとき

頭の中ではいろいろなことが

グルグル回っていることが多いものです。

 

またその時には体がこわばって

まさに身動きが取れない状態です。

これは人が恐怖を感じた時に生じる自然な反応です。

 

こんな時にいくら大丈夫だと伝えても

ほとんど効果を示すことはありません。

 

そこで体から緊張をほぐすことで

心にも良い影響をもたらすことを考えましょう。

 

その方法が

漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)

です。

 

 

 

漸進的筋弛緩法とは

 

漸進的筋弛緩法とは

ジェイコブソンという人が開発したリラックス法で

比較的、古くから伝わる方法です。

 

筋肉を意図的に緊張させた後

一気に緩めたりすることで

身体的なリラックスを促します。

緊張が高まると、筋肉は硬くなります。

その逆に、筋肉が緩むと、緊張が低下します。

 

この方法はいつでも自分で自由に行えるので

学校に行く前にナーバスになっているときや

登校中したものの渋っているときにも使えます。

専門家がいないとダメなんじゃないの?

 

という心配があるかもしれません。

 

安心してください。

 

今回ご紹介するのは

ご家庭でもできるカンタンな方法です。

 

 

家でもできる筋弛緩法

 

では、具体的なやり方を見てみましょう。

 

①手
両手を伸ばしたまま力いっぱい握る。↓手をゆっくり広げて、そっとヒザの上にのせる②腕①のように手を握り、腕を曲げて力いっぱい方に引きつける。↓腕をゆっくり伸ばしてそっとヒザの上にのせる③背中 

②のように曲げた腕を背中を折りたたむように力いっぱいに広げる。

腕を戻してゆっくり曲げてそっとヒザの上に置く

 

④肩

首をひっこめて力いっぱい肩を上げる

ゆっくりと力を抜く

 

⑤首

首を右側に力いっぱいひねる
(ケガしない程度に)

ゆっくりと戻す。

左側も同じようにする

 

⑥顔

口・目・顔全体を力いっぱいにギューッとすぼめる

ゆっくりと力を抜く(口をぽかんとする)

 

⑦お腹

お腹に手を当て、その手を押し返すようなつもりでお腹に力を入れる

ゆっくりと力を抜く

 

⑧足a

両足を前に伸ばし、つま先を水平に力いっぱい伸ばす

ゆっくり力を抜く

 

⑨足b

⑧と同じように両足を伸ばし、つま先を上に力いっぱい曲げる(足の甲をそらす)

ゆっくり力を抜く

 

⑩全身

全身に力を入れる(②・④・⑥・⑦・⑨を同時にする

ゆっくり力を抜く

参考:徳田完二(2010)筋弛緩法とイメージ呼吸法の特徴─2つの質問紙による比較─,立命館人間科学研究,20,1-12

最初は10分ほどかかるかもしれませんが

慣れてくると5分程度でできるようになります。

 

緊張しているその時にやるのではなく

子どもが落ち着いているときに練習し

学校に行く前に一緒にやってあげるといいでしょう。

 

 

 

コミュニケーションが大事

 

不登校や登校しぶりになった子どもは

学校に行くことに対して不安や恐怖を感じています。

 

それから朝起きるのが遅くなかったり

お腹や頭が痛いと言ったり、

泣いたり怒ったりすることがあります。

こうしたことは特に小学生に多く見られます。

 

単にリラックス法を教えておけば良いというものではなく

子どもの気持ちを理解することが大切です。

 

その上で、励ましの方法として

こうしたリラックス法を伝えることが大切です。

 

もう一つの注意点として

朝の緊張はかならずしも心からくるものばかりではありません。

 

同時に子どもの身体的な状態も気にかけてあげる必要があります。

 

朝の異常を訴えるようであれば

まずは医療機関に相談してみましょう。

そこで身体的な異常がなければ

こうした方法をやってみるのも良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

今回は家でも、専門家でなくてもできる

カンタンな筋弛緩法をお伝えしました。

 

不登校の子どもの悩みは

意外と話しにくいものです。

 

親ごさんは孤独を感じることが少なくありません。

でも一人ではありません。

 

これからも家庭でできる方法をお伝えして

孤立しがちな親ごさんを応援していきたいと思います。

 

それが不登校のお子さんにとっても

安心することにつながると思います。

 

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