【子どものせいじゃない】勉強キライな子にしてあげられること

不登校支援

こんにちは ツナカンです。

ふだんは教育分野で心理師として

不登校のお子さん

子育てに悩む親ごさん

学校の先生を応援しています。

 

お子さんが不登校になる理由は

主に3つあると思います。

 

  • 友だちとの関係が悪くなる
  • 勉強の遅れ
  • 生活リズムの乱れ(ネットへの依存など)

 

これらが複雑にからみあって

登校をしぶるようになり

やがて不登校になって行きます。

ひるがえせば、不登校になったとしても

このうちの1~2つが解決できれば

明るい兆しが見えてきます。

 

しかし多くの親ごさんはこんな風に言います。

もう~年生にもなったのに自分で勉強しないんです。

 

はっきり言って、これは 子どものせいではありません。

 

今回はこんな悩みをお持ちの親ごさんに向けて

子どもが勉強でつまずいているとき親ができる応援

についてお伝えします。

 

今回の記事を読んでいただければ

登校しぶりや不登校に関係なく

お子さんが勉強につまずいているという方は

お子さんの勉強のやる気を高め

一緒に不得意な勉強を考えることで親子が仲良くなる

そんな目標を叶えるためのお役に立つと思います。

 

 

 

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【子どものせいじゃない】勉強がキライな子どもにできること

 

先にあげたように

不登校や登校しぶりの大きな原因の一つは勉強。

 

何人ものお子さんとの関りを通して

わたしはそう感じています。

 

学校は多くの時間が勉強ですから

勉強がキライになってしまったら

この上ないほどの辛さをお子さんは味わいます。

 

仮に友だちが少なかったとしても

勉強があるていどできるようになることで

学校に足が向く子もいるのです。

 

ここでは

  • 勉強がキライになった子の気もち
  • 勉強と向き合うために親ができること

をご紹介していきます。

 

勉強がキライになった子の気もちについて

知ることで、お子さんとの信頼関係を作れるようになります。

 

また気持ちをわかってくれる人の言うことは

子どもは聞きたくなるものです。

 

 

勉強がキライになった子の気もち

最近、勉強がキライになったお子さんの多くが

家に帰って来てから、まずすること…

 

それは…

ゲーム

です。

 

最近のゲームは学校の友だちと

ネットでつながりながら

タスクをこなしていくスタイルが多いので

それがより楽しさを増していきます。

 

また学校に行かなくても

友だちとはつながれていますので

不登校だったとしても意外と孤独感がない子もいます。

 

これがむしろ、登校しぶりや不登校を

支える仕組みにさえなっています。

 

また、多くの学校でタブレットが配布されていますから

学校に行かずとも授業だって受けられるし

出席日数としてカウントさえしてもらえるのです。

 

そう聞くと

ゲームをとりあげればいいんだ!

 

と思ってしまいがちですが

これはかなり危険です。

 

ゲームをとりあげるのではなく

ゲーム以外の時間を少しずつふやしていくのがポイントです。

 

その前に、どうしてゲームをたくさんするようになったのか

ゲームを今よりも減らしてしまったら

子どもにとって何が困るのか

について聞いてあげるのが良いでしょう。

 

「学校に行かなくても平気」

今では時代の流れか、その気になれば

勉強も遊びも自宅でできるようになってきました。

それは良いとか悪いとかでは判断できません。

そうできるようになった、ということを受け止める以外にないでしょう。

多くの大人は

 

生身だからこそ味わえる経験がある

そう説得しようとします。

 

しかし、それはすでに生身の経験もネット上の経験も

両方を十分に味わえたからこそ理解できることなのです。

子どもたちにとっては

生身で経験することに価値を感じられなければ

学校に行く気持ちは高まらないのです。

 

ためしに、遠く離れた人とネットで交流してみるとわかりますが

たとえ生身で会えなかったとしても

それなりに満足することができるものです。

むしろ、あれだけネットを通して交流していたはずなのに

直接会うのが怖いとさえ思うのではないでしょうか。

 

 

「勉強がむずかしすぎる」

当たり前のことながら

勉強がむずかしすぎる

です。

 

表向きは、わかったふりをしたり

遅れがないふりをしたりしますが

実際には強がりだったり

あきらめてしまってヤケになっていたりします。

 

こんな気もちの時に

勉強しなかったらよけいむずかしくなるでしょう

 

と言われると、かえって強がらせてしまいます。

 

そんなことは子どももわかっているのです。

 

 

「1人で勉強なんてできない」

しばしば親は

原因は自分なんだら、自分でなんとかしなさい

 

と突きはなしてしまいがちです。

人の親として、こんな気もちになるのは理解できます。

でも親にそうされてしまうと誰を頼っていいのかわからなくなります。

友だちや先生を頼ればいいじゃない

 

と思うかもしれませんが

子どもたちは先生が忙しいことを知っています。

 

だからガマンしてしまいます。

 

そして、友だちには自分が勉強が苦手であることを

知られるのは恥ずかしいものなのです。

だから、勉強のできなさを1人で抱え込んで苦しんでいるのです。

 

 

「やる気がしないからできない」

子どもの言い分として多いのが

やる気がない

です。

 

そして親ごさんも

うちの子は勉強をやる気がないからできないんですよね…

 

そんな風に言いがちです。

先生でさえも

「やる気があれば…」

と言いがちなものです。

 

では、やる気はどこからか買ってきたり

拾ってきたりすることができるものでしょうか。

 

そうだとするならば、やる気は“あるもの”になります。

しかし実際にはそうではありませんよね。

つまり勝手に出てくるものなのです。

にもかかわらず、

「やる気を出さないのは本人のせい」

という論理に、気づかないうちにみんながはまり込んでいくのです。

 

これを 個人攻撃の罠 と呼びます。

個人攻撃の罠におちいってしまうと

抜け出すのはカンタンではありません。

 

 

 

勉強と向き合うために親ができること

ここからは、前までのところでお伝えしてきたような

親子(先生も)がおちいりがちな問題にはいくつかの解決策があります。

これは適応指導教室で勉強ができるようになったお子さんの様子を

私が実際に、聞いたり、見たりしたものでもあります。

単に成績を落とさないようにするばかりではなく

成績が上がったお子さんもいるのです。

 

  • リビングで勉強する
  • 一緒に考える
  • オンライン学習をする

 

 

 

リビングで勉強する

それ相応の年齢になったら

個室が当たり前と考えがちですが

個室が勉強のためになるかどうかは

お部屋の状況によります。

 

勉強に苦手意識を持っているお子さんのご家庭は

おおむねこんな特徴があります。

 

  • 整理されていない
  • ネットの利用のルールがない
  • 自室でネットが使える
  • マンガがある

 

一言でいうと勉強よりも強く引き付けるものばかりがあり

勉強をしようにもそちらに気を取られてしまうということです。

勉強ができるようになったお子さんは

リビングで勉強していることがあります。

 

リビングは親が整理整頓していたり

ネット端末を使うにしても親の目があったりして

勉強と遊びの切り替えがしやすいからです。

ですから、勉強ができるようになりたいというお子さんには

リビングで勉強することを勧めますし

親御さんにもそう提案することもあります。

 

 

一緒に考える

うちの子は勉強ができないんですけど、だからといって教えることもできないんです

 

そんな風に多くの親ごさんが考えています。

でも、親が答えを知っている必要はありません。

 

わたし適応指導教室でお子さんに勉強を教えるとき

すっかり忘れてしまっていたり

自分が学生の時にはやっていないことがあったり

今考えてもわからないようなこともあります。

 

では、なぜそこにいるのかといえば

  • 先生に相談する動機を作る
  • タイミングを一緒に考える
  • 一緒に悩むことで気もちの距離を近づける

これが目的だからです。

 

わからない問題の答えは、十中八九先生が知っています。

教えるのもプロに任せた方がまちがいありません。

肝心なのは、子どもの方から先生に質問できることです。

すると、先生もていねいに教えてくれるはずです。

でも先生は忙しいし、お子さんもそれをわかっています。

だから、相談しにくい…

そこで、どんなタイミングなら先生に相談しやすいのか

一緒に考えてあげることが大切です。

 

それから一緒に悩み、考えることで

気もちの距離が縮まります。

勉強ができないと

ついつい否定的なやりとりが多くなりがちで

親子の関係も冷え込みます。

でも、答えがわからなかったとしても

一緒に悩んで解決するための道筋を作ることが

親子の関係を温めることになります。

解決できるならそれに越したことはありませんが

解決の道筋がはっきりするだけでも

子どもにとっては大きな安心になります。

 

 

オンライン学習

 

不登校・登校渋りの大きな原因の一つは

勉強の遅れです。

勉強は積み重ねですから

遅れていることがわかったら

とにかく早く手を打つことが大切です。

 

しかし中学校も2年生を過ぎたら

得意・不得意をはっきりさせて

場合によっては苦手な教科は

切り捨ててしまうことも必要になります。

そんな時に便利なのはオンライン学習です。

学校の授業のオンライン化も進んでいますが

基本的には通常授業の延長ですので

その子に応じた学習はなかなかしてもらえないのが実情です。

 

ですから、その子に応じた学習は塾でする方が

結果に結び付きやすくなります。

参考までに、わたしのおススメのオンライン学習サイトをご紹介しておきます。

オンラインでマンツーマンで学ぶことで

不足した学力を補うことができるでしょう。


でも、やっぱり学び続けるしくみをどうやって

家の中で作れるかという課題はあります。

やらせっぱなしにせずに

どうだった?

 

と、良いタイミングで聞いてみるのも

その方法の一つです。

 

 

 

まとめ

今回は

勉強がキライになってしまった子のために

親ができることについて

ご紹介しました。

 

登校しぶりや不登校になる理由として

学力不振は大きな要因のひとつです。

 

でも

  • リビングで勉強する
  • 一緒に考える
  • オンライン学習をする

こんな風にすることで

改善できるかもしれません。

 

やってみたけどダメだった、そんな時には

わたしに直接相談することもできます。

【オンライン】ZOOMで子育のお悩み解決応援します。 場所:全国 対象 ・不登 (mosh.jp)

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