【注意】避けるべきカウンセラー4つのポイント

不登校支援

公認心理師のツナカンです。

 

ふだんは不登校のお子さん

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

心理師として応援しています。

 

 

 

 

 

カウンセリングには意味があるのでしょうか?

 

スクールカウンセリングに3回ほど行きましたが

 

全て雑談のようなもので終わって

 

特に効果を感じられませんでした。

 

時間のムダだったのでしょうか…。

 

 

カウンセリングは

 

心の安定に良いのかもしれませんが

 

お金が高いですよね…。

 

これで効果がなかったら

 

どうしようかと思います。

 

 

 

 

ずっと子どもをカウンセリングに

 

通わせていますが

 

カウンセラーは

 

子どもと何を話しているのか教えてくれません。

 

いつまで受け続ければいいんでしょう?

 

お金も時間もかかるし

 

このままでいいのか不安です。

 

 

 

こんな意見を聞くことがあります。

 

私も,ひとりのカウンセラーとして

 

責任を感じる言葉です。

 

 

そこで今回は

 

避けたいカウンセラーのポイント

についてお伝えします。

 

 

結論,ポイントは以下のとおりです。

  • どうなったら終わるのかを初期に教えてくれない
  • 保護者に説明がない
  • どういう介入をするのか説明してくれない
  • 限界を伝えてくれない

 

 

 

 

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【注意】避けるべきカウンセラー4つのポイント

 

カウンセリングはいろいろなところで行われています。

 

学校にもスクールカウンセラーが配置されています。

 

学校で受けるカウンセリングや

 

わたしの勤めるような公的機関は

 

無料でカウンセリングを受けることができますが

 

それでも,人生でもっとも大切な ″時間“ を使うことになります。

 

ですから,できればカウンセリングが始まる前に

 

カウンセラーを選ぶ目をもっておきたいところです。

 

カウンセラーのわたしがこのテーマを扱うのは

 

正直なところ,いろいろな意味で

 

かなり勇気のいることなのですが

 

読者の方がカウンセリングを受けようと思ったとき

 

お金や時間がムダになってしまわないよう

 

お伝えしておきたいと思います。

 

 

 

これからお伝えするポイントが

 

おさえられていないカウンセリングは

 

避けておくことをおススメします。

 

 

 

どうなったら終わるのかを初期に教えてくれない

ゴールが見えていないカウンセリングほど

 

消耗するものはありません。

 

ですから,初期のうちにゴールを一緒に考えます。

 

それをしなければ,相談者もカウンセラーも

 

いつまでもカウンセリングを続けることになり

 

相談者も,お金と時間がかかるばかりで

 

どんな変化が起きているのかもわかりません。

 

 

ですから,最初のうちに

 

どうなれば終了になるのか,説明がないカウンセラーは

 

やめておくべきでしょう。

 

しかし,治療を目的としていないカウンセリング

 

というものもあります。

 

その場合は

  • カウンセリングの目的をはっきりさせる
  • 相談者があきるまで付き合う
  • 期限がくるまで付き合う

 

 

というのがカウンセラーのスタンスになります。

 

相談する方も,どういう目的でカウンセリングをするのか

 

カウンセリングが終わったときに,

 

どんな風になっていたいのか

 

をできるだけはっきりと

 

具体的にイメージしておく必要があります。

 

 

 

 

保護者に説明がない

この件は,年齢にかかわらず

 

相談者が自分で支払うことができない場合は重要です。

 

自分で支払いができないということは

 

まだ,保護が必要であるということです。

 

成人していたとしても

 

ある程度の説明が必要になるでしょう。

 

はっきりと定められたものではないのですが

 

教育の現場で働くなかで感じたことです。

 

 

 

 

どういう介入をするのか説明してくれない

「インフォームドコンセント」という言葉が

 

医療の現場で広まって

 

もうずいぶん経ちますが

 

体にはインフォームドコンセントをするのに

 

カウンセリングではしないでよい

 

という理由はありません。

 

むしろ,心理支援をする上で

 

良いと思ってしていたことが

 

悪い結果につながることもあるのです。

ですから,介入するまえに状態を把握して

 

その上で,どのような介入をするのか

 

説明される必要があります。

 

ですから,相談する方も

 

「今後,どのような対応になりますか?」

 

と早い段階できいておきましょう。

 

「カウンセリングは,手術と同じ」

 

と思うくらいの手順が必要です。

 

 

 

 

限界を伝えてくれない

カウンセリングには限界があります。

 

そして,その限界をカウンセラーは

 

伝えなければいけません。

 

ガンの治療に頭痛薬を使う人はいませんよね。

 

 

カウンセリングはミステリアスで

 

おそらくほとんどの場合はふだんの生活では

 

経験できないくらい話をきいてもらえます。

 

だから,何となく心の安定につながるような

 

気がすることもあるでしょう。

 

もちろん,その通りではありますが

 

自分自身を変えたいと思うのであれば

 

話をきいてもらうだけのカウンセリングではない

 

介入が必要になります。

その介入には面倒臭かったり

 

いやな感じがすることもあるでしょう。

 

 

 

 

ですから,カウンセラーは

 

自分のカウンセリングが

  • どんな方法で
  • どんな役に立つのか

 

を,ある程度は伝える必要があります。

 

そして,相談する人に選んでもらえるように

 

説明をするべきなのです。

 

 

ですから,相談する人も

 

こうした説明を求めても良いのです。

 

 

 

カウンセリングを始めてしまったときの対処法(初期のころ)

 

もうカウンセリング始めちゃったよ!

 

という方,ご安心ください。

 

心配な時はこんな風に聞いてみてください。

 

  • 「~になりたい(なってほしい)のですが,どんな風にお手伝いしてもらえますか?」
  • わたし(あるいは家族)を「どんな風に見立てていますか?」
  • どんなゴールを目指してますか?
  • わたし(あるいは家族)の現状に,どんな効果や経験がありますか?

 

もしかするとカウンセラーから

 

「あなた(ご家族)しだいです」

 

と言われるかもしれません。

 

その時には,

 

 

具体的に何をすればよいということですか?

 

と聞いてみましょう。

これからさまざまなコストをかける相手です。

 

できるだけ最初のうちに

 

こうしたことは聞いておきましょう。

 

 

 

 

 

長らく変化の感じられないカウンセリングを続けたときの対処法

 

もう、ずっとカウンセリングを受けてるんですが

 

話をきいてもらってはいるけど

 

効果を感じられません。

とか

 

家族がカウンセリングを受けていて

 

 

もうずっとカウンセリングを受けさせていて

 

話をきいてもらっているのは良いんですが

 

どういうことをしているのか

 

わたしにはわかりません。

 

 

たとえ親であっても,カウンセラーが

 

話している内容を伝えてくれないこともあります。

この点については

 

カウンセラーの立場でも判断が難しいのです。

 

ただ,以下のようなことを聞いてみると良いでしょう。

 

  • 終結までの進みぐあい
  • 今までどのような介入をしてきたのか
  • 今後の方針

 

 

 

①終結までの進みぐあい

終結までの進み具合を説明してもらいます。

 

なかなか進まないこともありますが

 

それならそのように説明しれくれるでしょうし

 

進み具合を意識していないようであれば

 

カウンセリングの目的があいまいになっている

 

ということです。

 

「~を目的にしていますが…くらいまで進んでいます。」

「~を目指していますが,あまり進んでいません。」

 

のように答えてくれれば

 

終結を意識してカウンセリングを進めてくれている

 

証拠になるでしょう。

 

 

 

②今までどのような介入をしてきたのか

たんに,落ちつきたいとか,気持ちを聞いてほしい,

 

という目的でカウンセリングを始めると

 

介入しないこともあります。

 

しかし,日常生活のリズムを整えたいとか

 

トラウマを治療してほしいとか

 

そういう目的があるのであれば

 

その目的のためにどのような介入をしているのか

 

説明することができるでしょう。

カウンセラーから説明ができない場合には

 

これから続けたとしても変化や効果は

 

あまり期待できないでしょう。

 

 

 

③今後の方針

思うように変化や効果があらわれようと

 

そうでなかろうと,今後の方針について説明はできるでしょう。

 

できないとすれば,あまり見通しのない中で

 

ひたすら話をきくという作業をしている可能性があります。

 

ひたすら話をきくというプロセスは否定しませんが

 

その分,時間やお金などのコストがかかることを

 

覚悟しておきましょう。

 

 

 

 

 

効果が出るには時間がかかると思っていたけど…

 

 

カウンセラーから

 

『カウンセリングの効果が出るには時間がかかります』

 

と言われてカウンセリングを始めました。

 

 

 

そういう話は聞いていたので

 

しばらく続けてみることにしました。

 

 

 

話はとてもていねいに聞いてくれているし

 

それはやっぱりいいなぁと思ったんです。

 

 

 

ときどき,ちょっとグサッとくるようなことを

 

言われるけど,これも自分を変えるためだと思って

 

ガマンしてきました。

 

 

 

でも,自分の中にどんな変化が起きたのかわかりません。

 

通うのも大変だし,お金もかかります。

 

この際なのでやめようかと思いました。

 

 

 

でも,最後にカウンセラーに

 

「この先,カウンセリングでは何をしてくれるんですか?」

 

と聞いてみたんです。

 

 

 

そしたら

 

『わたしが何かをするのではなくて

 

変われるかどうかはあなた次第。

 

うまくいっているかは

 

自覚しているとおりです。』

 

 

と言われたのです。

 

 

 

だから,カウンセリングをやめることにしました。

 

知りたかったのは,

 

今までのカウンセリングで何をしようとしてきたのか

 

それが,本当にわたしに効果があるか

 

 

だったのに…

 

 

 

今までの時間と

 

お金がムダではなかったと思いたいのですが

 

今でも,あのカウンセリングは何だったのか謎です。

 

 

 

これからカウンセリングに行くかどうかはわかりませんが

 

次のカウンセラーは,

 

自分に対して,どんなアプローチをしてくれるのか

 

どうなったら終わりになるのか

 

はっきりとさせたいと思います。

 

 

 

次があれば,ですが…

 

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

避けたいカウンセラーのポイント

 

について解説しました。

 

カウンセリングには

 

いろいろな流派,そしていろいろな技法があります。

 

今後は,民間のカウンセリングも増えるでしょう。

 

時間もお金も限られています。

 

少なくともインフォームドコンセントをしてくれる

 

カウンセラーを選ぶようにしましょう。

 

 

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