学校のオンライン化、子どもへの悪影響5つ

子育て

こんにちは ツナカン です。

 

公認心理師として

 

不登校のお子さんや

 

子育てに悩む親御さん

 

学校の先生方

 

の応援をしています。

 

 

 

新型コロナは確実に

 

生活をかえました。

 

これからも,この流れは

 

止まることはないでしょう。

 

 

個人的には,部分登校や

 

オンライン授業は歓迎しています。

 

 

 

でもオンライン化は

 

子どもたちに

 

どんな影響があるの?

 

 

そういう心配や疑問も

 

浮かんでくることでしょう。

 

 

そこで今回は

 

 

オンライン授業が子どもたちに及ぼす影響

について解説します。

 

記事を読んでいだたくことで

 

これから起きうるオンライン化の波について

 

の影響を知ることができ

 

改善のヒントを得ることができるでしょう。

 

 

〇この記事のポイント

・今,オンライン学習が子どもたちに与えている影響

・考えられる対策

 

 

 

 

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学校のオンライン化、子どもへの悪影響4つ

私が住んでいる自治体や

 

勤務している自治体では

 

授業のオンライン化が進められています。

 

オンライン授業はこれからも

 

なくなることはないでしょう。

 

それどころか

 

国策としてどんどん進められていくでしょうし

 

この後,お示しするように

 

海外と比べても遅れているほどです。

 

 

10年後,下手をすれば5年後には,

 

今とは全くちがう学校になっているでしょう。

 

 

しかし,子どもたちへの影響については

 

まだわからないことが

 

たくさんあります。

 

そこで,現時点で

 

わたしが,今わかる範囲で

 

オンライン授業の子どもたちへの影響

 

について報告します。

 

 

それは以下のとおりです。

  • 集中が持たない
  • 遅れを取り戻せない
  • 太りやすくなる
  • ストレスをためやすい
  • 一人の時間が増える

 

 

 

①集中がもたない

これには2つ理由があります。

 

  • PCの画面を見続けることの疲労感
  • 家の中に気を散らすものがある

 

ⅰ)【気を散らす原因①】画面を見続ける疲れ

 

私も学会をオンラインで何度か受けましたが

 

小さなPCモニター画面を見続けることは

 

とても疲れます。

 

学会であれば,カメラをOFFにできたり

 

話をきいているだけだったりすることもあるので

 

横になっていたりすることもできます(笑)

 

しかし,学校の授業を受けるにあたっては

 

子どもたちは45~50分

 

PCの画面を見続けることになります。

 

休憩があるとはいえ,

 

これを一日に数回うけるのですから

 

かなり疲れるはずです。

 

こうしたことから

 

肩こりや,目の疲れなどから

 

体調を崩す子も出ているようです。

 

 

また,座りっぱなしの時間が増えることも

 

体のへの危険があることを指摘しています。

 

厚生労働省の発表では

 

世界20か国と比較して

 

日本人は段ちがいに

 

座っている時間が長い

 

ことが指摘されています。

 

座る時間が長いと

 

糖尿病のリスクが上がったり

 

座る時間が11時間を越えると

 

寿命が短くなるリスクが1.7倍にもなる

 

との調査もあります。

 

さらに,1日12時間以上座っている人は

 

6時間未満の人と比べて

 

メンタルヘルスが悪い人が3倍も多い

 

と言われています。

 

それだけ

 

座っている姿勢というのは

 

体への負担がかかるということなのです。

 

 

 

ⅱ)【気を散らす原因②】家の中に気を散らすものがある

あたりまえですが

 

学校に行けば,勉強のために

 

気を散らしてしまうようなものは

 

できるだけ減らす工夫がされています。

 

しかし,家の中では手が届くところに

 

いつでも置いておくことができます。

 

そうなると,自然に注意はそれてしまいます。

 

 

 

 

②遅れを取り戻せない

オンライン授業は

 

子どもだけでなく

 

教師にとっても

 

まだまだ未知の領域です。

 

大人になるほど

 

まず,なれるまでに

 

時間がかかるものです。

 

さらに,今までの授業は

 

対面で行われることが

 

前提となっていますので

 

オンラインに合わせて

 

授業を進めていくだけでも

 

かなり大変です。

 

このようなハード面の問題があり

 

子どもそれぞれの問題や

 

遅れに対応することが

 

むずかしい状態になっています。

 

ですから,遅れているなら

 

自分なりにでも勉強するとか

 

オンライン学習塾だとか

 

学校ではないところでも

 

勉強をする必要があります。

 

 

 

③太りやすくなる

 

世間的には

 

外に出にくい雰囲気になっています。

 

学校は登校するだけで

 

外に出るきっかけになっていましたが

 

そうした刺激が減っています。

 

また,オンラインゲームも流行っているし

 

オンライン授業がない時間には

 

いつでもオンラインゲームができます。

 

友だちとの関係は

 

オンライン上でもつなぐことができますから

 

外に出る必要性は下がり

 

家にこもる時間が増えていきます。

 

運動は指先だけですみますから

 

太りやすくなります。

 

 

 

④ストレスをためやすい

 

オンラインでの勉強は

 

体験してみるとわかるのですが

 

かなりストレスがたまります。

 

視神経の疲労や

 

そこから,肩や首のまわりが

 

凝ってきます。

 

また,オンラインの環境によって

 

コミュニケーションも

 

かみ合わないことがあります。

 

便利なようで

 

ストレスがたまるものなのです。

また,オンラインになっても

 

オフラインの友だち関係は

 

持ちこされますから

 

不登校のお子さんにとっては

 

相変わらず

 

クラスになじめない状況は

 

続いてしまいます。

 

オンラインは

 

ゲームならゲームをするため

 

売買なら売買をするため

 

勉強なら勉強をするため

 

というように

 

目的が細分化されていますので

 

さりげなく相談することが

 

しにくくなっています。

再び座り時間の話になりますが

 

座り時間が長いほど

 

メンタルヘルスも悪化する

 

という報告もあります。

 

このようなことから

 

ストレスを溜めやすくなっています。

 

 

⑤一人の時間が増える

一人の時間ができること自体は

大きな問題になることはありませんが

 

家の中で留守番をしなければならないことが

 

心配なことです。

 

これはどの家でも

 

すでに心配になっていると思います。

 

先日,小学生の

 

オンライン授業を横で見ていたところ

 

 

先生,緊急事態宣言のあいだ

 

家でひとりになってしまいます。

 

どうしたらいいですか?

 

 

と質問している子がいました。

 

 

先生は,返事に困ったようで

 

誰かと電話とかすると

 

いいんじゃないかな。

 

でもこのタブレットは

 

個人的な使い方をしちゃいけないよ。

 

 

などと答えていました。

 

このように

 

学校がカバーできないような

 

家庭のニーズが

 

出てきてしまうことがあるのです。

 

 

 

オンライン授業が続いたときの対策

緊急事態宣言が明けたあと

 

学校は以前のように

 

対面での授業だけをしていく

 

確証はありません。

 

なぜなら,オンラインの

 

利便性を知ってしまったし

 

着々とオンラインの環境を

 

整えてきたからです。

 

そして,世界的にもオンライン化は進んでいて

 

日本は遅れているくらいです。

 

個人的には,オンライン化は

 

もっと進めるべきだと

 

考えています。

 

こうしたことから

 

これからも続くと思われるオンライン生活に

 

備えておく必要があります。

 

そのために

 

今の段階では

 

これから示すような対策が

 

あります。

 

 

 

①環境を用意する

この場合の環境とは

 

物理的なもの

 

身体的なもの

 

心理的なもの

 

この三つをさします。

 

 

  • 気をそらすものを遠ざけておく
  • 体の負担を減らす
  • ルールを決める

 

このように

 

子どもがオンラインで

 

勉強するうえで

 

集中しやすく

 

負担が少なく

 

生活が乱れないような

 

そんな環境を

 

用意してあげる必要があります。

 

 

②体のケア

先に述べたように

 

オンラインが続き

 

座る姿勢が増えるだけで

 

糖尿病の確率が上がるという指摘があります。

 

 

じゃあ寝てればいいじゃん?

 

と考えた人もいるかもしれませんが

 

実は,あのデータは

 

テレビの視聴時間なのです。

 

つまり,テレビを見ている時の姿勢は

 

座っているか

 

横になっている時間ですよね。

 

要するに

 

動かない姿勢が続くことが危険

 

ということなのです。

 

 

 

近所でもかまわないので

 

家庭で,外に出るきっかけを作って

 

一緒に外に出るようにしましょう。

 

 

 

③心のケア

こちらも先に述べたように

 

オンラインが続き

 

座る姿勢が増えるだけで

 

メンタルが悪化していく可能性が

 

高まっていきます。

 

運動する,筋肉を使うことで

 

セロトニンやテストステロン

 

など,こころのバランスをとってくれる

 

脳内ホルモンが分泌されると言われています。

 

 

ですから,

 

心の健康のためにも

 

運動は必要だということです。

 

そう考えると

 

学校で体育の時間があるということは

 

メンタル面でも良いことだったのですね。

 

 

 

まとめ

 

今回は

 

オンライン化の子どもへの影響4つ

 

ご紹介しました。

 

 

  • 集中が持たない
  • 遅れを取り戻せない
  • 太りやすくなる
  • ストレスをためやすい</li

 

そして,その解決策には

 

環境,体,心の

 

三つの面から

 

ケアが必要になります。

 

まだまだコロナの影響は

 

充分にはわかっていませんが

 

これからまたわかってきたら

 

紹介していきます。

 

ご意見ご質問などは下記リンクまで

お問い合わせ

 

 

引用文献

・厚生労働省 座位行動 https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf

・明治安田厚生事業団健康づくりウォッチ https://www.my-zaidan.or.jp/health-watch/detail.php?id=8b7291470c66660f7d75299914329125&tmp=1563931216

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