【カウンセリングより効果的!?】”プロソーシャル”とは

マインドフルネス

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんは不登校の子や

 

子育てに悩む親ごさん

 

学校の先生を

 

カウンセラーとして応援しています。

 

今回はとてもむずかしい話をご紹介します。

 

学校では、いじめや仲間はずれ

 

大人は職場にはいろいろなハラスメント

 

夫婦ではドメスティックバイオレンス

 

親子では虐待など

 

あちこちに問題があります。

こうした問題は、だれか一人の問題ではなく

 

みんなで一緒に考えていく必要があるのです。

 

今回はこうした社会の問題にきりこむための一つの方法をご紹介します。

 

 

 

 

Sponsored links

【カウンセリングより効果的!?】”プロソーシャル”とは

人がみんなでいっしょに考える方法…

 

それは プロソーシャル という理論です。

 

プロソーシャルとは

 

「みんなで進化し適応する」ための方法論です。

 

具体的には

  • 集団に所属するメンバーを大切にし
  • 個人の利益と集団の利益を統合し
  • 好ましい行動変容を生み出す
  • プロセスモデル

 

です。

 

  • いろいろな視点から
  • どんなことが起きているのかに注目して
  • おきている変化を調べて
  • 新しいグループの形を作る

 

ことが目的なのです。

 

グループをもっと良くしたいと思って

 

努力してきたけれどうまくいかない

 

そんなときに使える新しい方法です。

 

例えるならば

 

島に橋をかけて交通の便を良くするのと似ています。

それぞれが良いと思うことをバラバラにするのではなく

 

橋をかけてメリットを共有しあうのです。

 

たとえ一つ一つの島は豊かであったとしても

 

そこでとれる食べ物はやがて食べつくされてしまいます。

しかし、お互いに橋をかけて

 

必要な分を平等に分け合う仕組みができれば

 

長く平和に生活し続けていくことができるでしょう。

 

そのために誰かが一方的に決めるのではなく

 

みんなの意見を持ちよってお互いがちょうど良いくらいの

 

幸福感を味わえるような仕組みを作るのです。

 

 

 

プロソーシャルの基盤となる理論

 

プロソーシャルの根っこにある理論は

  • マルチレベル選択
  • 行動科学
  • オストロムのコアデザイン原則

です。

 

それぞれが深くむずかしい理論ですが

 

この後にカンタンな説明をしていきます。

 

 

 

コミュニティ作りのために行動科学を使うことの良さ

 

行動科学とは、心という概念を使わず

 

A(いつ・どんなときに) → B(何をして) → C(どうなったか)

 

を使って人の行動を科学的にとらえます。

 

行動を分析するため 行動分析 とも呼ばれます。

 

行動科学では、応援したい人がどんな環境にあるかに注目するため

 

責任を誰かのせいにすることはありません。

 

 

子どもが不登校になったとしても

 

それは子どもの性格や、特性のせいにはしません。

 

また、その子をとりまく人も環境にふくまれます。

 

ですから、その子の行動が変だったり

 

なかなか改善しないとしたら

 

そういう環境を用意している大人たちに働きかけるのです。

具体的には、

 

その子が前向きになるものが増えるような環境づくり

 

を促すのです。

 

努力してもうまくいかないとすれば

 

タイミングがずれていたり

 

その子が前向きになれるようなものが提供できていないのかもしれない

 

そんな風に考えるのです。

こうした価値観をメンバーが共有していれば

 

ムダな衝突を減らし、

 

子どものためにできることを増やせるような

 

雰囲気を作り出すことができます。

 

 

 

進化論もくみこまれている

プロソーシャルには進化論もくみこまれています。

 

時代とともに人も文化も変化することができなければ

 

問題は大きくなっていくばかりです。

 

やがては崩壊してしまうのです。

 

古い文化が崩壊した例としては

 

イースター島が有名です。

イースター島では

 

5世紀頃には島を植物がおおっていた言います。

 

水には乏しい環境で哺乳類は生息しておらず

 

土地もけっして豊かではありませんでしたが

 

人々はイモやニワトリを食べて生きていたそうです。

やがて人口が増えると生活のために森を伐採するようになりました。

 

特にモアイ像を建設・運搬するために多くの木が伐採されたそうです。

 

やがて島の森林は減少してゆき最後にはカヌーも作れなくなり

 

土地があれたため作物がとれなくなり

 

1550年頃に7000人ほどいた人たちが

 

貴重な資源をめぐって常に戦そうようになり文明は崩壊したと言われています。

 

進化の基本原則は

 

  • 変わること(変異)
  • 選ばれること(淘汰)
  • 生き残ること(保持)

です。

 

長く生き残りたいのであれば

 

組織はこの三つを続けていく必要があります。

 

この三つをやめてしまうとやがて崩壊してしまうのです。

 

 

 

心の柔らかさ

 

心の柔らかさとは

 

環境の変化に敏感になったり

 

変化に対する感受性を上げることです。

心が固いと、変化に鈍くなり

 

いつまでも古い風習やしがらみにしばられてしまいます。

 

社会の変化についていけない文化や会社は

 

往々にしてこのようなパターンをもっています。

 

プロソーシャルでは、便宜的にグループにも心があると考えます。

 

グループ全体の心が柔らかいと

 

  • メンバーのやる気を引き出すものはなんなのか
  • メンバーが不安になっても、いっしょに考える

 

そんな風土ができあがります。

最近になって職場で安心して働けるようにしよう、という

 

心理的安全性 という言葉が広まってきています。

 

プロソーシャルでは、心理的柔軟性も大切にしながら

 

心の柔らかさを重視しています。

 

職場やグループが安全であることはもちろん必要ですが

 

いろいろなことがあっても

 

メンバーが勇気をもって

 

行動できるようにすることが大切なのです。

 

 

 

8つの原則

 

プロソーシャルには8つの原則と呼ばれるものがあります。

 

それは、ノーベル経済学賞を受賞した

 

エリノア・オストロム の提唱した

 

コモンセンス という考え方がとりいれられています。

むずかしい考え方なのでざっくりと説明すると

 

資源を共有する場合にはルールがないと最終的には資源そのものがなくなってしまう

 

ということです。

 

例としては先のイースター島の話にありますが

 

たとえば、公衆トイレなどでも

 

清潔に使うルールがないために最終的には使えなくなります。

トイレという資源をみんなが無秩序に使ってしまうため

 

どんどん汚れて使えなくなってしまうのです。

 

だから、使うためのルールやペナルティを決めて、みんなで共有する…

 

そのためのルールが 8つの原則 になります。

 

この原則を守ることによって、人々は協力するようになり

 

チームや組織がよりよくなっていくのです。

 

こうした考え方をプロソーシャルではとりいれているのです。

 

 

不登校にどう使う?

 

ここまで読んで

 

不登校とどう関係するの?

 

この考え方をどう使うの?

 

そんな感想をもつのが自然だと思います。

 

不登校の根っこにあるのは

 

関わる人たちの整理されていない気持ちや考えだったりするのです。

 

不登校にどう使うかについてはこちらの記事にあります。

「カウンセリングがきかない!」そんなとき話し合う方法

 

 

まとめ

 

今回はプロソーシャルについてご紹介しました。

 

むずかしい考え方だったかもしれませんし

 

今すぐに使うことはないかもしれませんが

 

カウンセリングでなかなか良くならない場合は

 

生活や社会に原因があるのかもしれません。

 

それを整理していくためのプロセスが プロソーシャル です。

 

将来、こういう考え方で整理していく必要を

 

感じる日がくるかもしれません。

 

この記事に関するご意見や質問は

 

以下のリンクまでお寄せください。

お問い合わせ

Comments

タイトルとURLをコピーしました